中学2年の塾生が高校のオープンハイスクールに行ってきたそうだ。2年生のうちに高校を見に行ってみるのもいいという考えもあるし、まだ早いから3年になってからでもいいという考えもあるだろう。どちらがいいというものではないが、せっかく思い立って行こうというのだし、いい機会だからしっかり見て来てほしいと思うし、また今日にでも感想を聞いてみたい。
ただ、オープンハイスクールや大学のオープンキャンパスのような見学、説明会イベントに行く際には必ず気を付けてほしいことがあると、塾生には必ず話す。それは「校門をくぐったときの第一印象」を大切にしなさい、ということ。
校門を一歩入ると空気は一瞬のうちにその学校のものに変わる。中にいる教職員や生徒たちを見てみても伝わるものはある。そこで「あれ、なんか違うな」という言葉にできない感覚のようなものを感じることがある。そして不思議なものでそれは正しかったりすることが多い。入学してみたら「なんか思ってたのと違う」ということになりやすいようだ。
もちろん逆であればそれでいい。「思ってた通りいい学校だと感じた。ここで勉強できるのが楽しみだから入れるように頑張ろう」という風に思ったのであれば、頑張って入学してほしい。パーフェクトな学校なんてないのだから多少なりとも嫌な面を見ることはあったとしても、卒業するころには「ここに行っててよかった」となることが多いと思う。
だからこそ、学校見学や説明会に行くときには、自分の中で学校に対するイメージをある程度持っておいてほしい。学校を見るうえで大事なのは進学実績や偏差値、周りの人や地域での評価だけではない。学校の先生や生徒会の先輩たちが話してくれるPRだけでももちろんない。
それはどこまでも参考にすべき材料でしかない。肝心なのはそこで学ぶ自分自身なのだから、校門をくぐるとき、その学校の制服を着て毎日くぐる姿をイメージしてほしい。体育館や見学した施設は3年間自分自身が何度も出入りして利用する施設だ。そこにいる自分の姿を想像してほしい。
そしてそこで得た感覚が間違いなく自分にとっていいものだと思ったのなら、そこに入るにふさわしい成績や人格になるべく努力を続けてほしい。それが伴って初めてオープンスクールやオープンキャンパスは意味を持つ。


