勉強の基礎「習慣化による整理」

勉強

基礎という話の続きで、昨日塾生にした話をもとに日記にしてみたい。

反応が鈍い子「整理がつかない」

問題が出されたり、質問されたりしたときなど、反応が返ってくるのが遅い子は多い。別に無視しているわけでもなければボーっとしているわけでもない。何かを考えているのか一点を見つめて黙りこくることが多い。

まあいいことでないのは確かだから、いろいろ話して聞かせることはある。その一環でのこと。

問題を目の前にしたときにすぐに手が動かない(反応が悪い)のは、解き方や考え方の整理ができていないということを意味する。「あれ、これどうやってやるんだっけ?公式使うんだっけ?どの解き方使うんだっけ?」のように頭の中がとっ散らかってしまって動けなくなる。

家事に例えると

家の中に例えて言うと、お母さんから「コップとって」と言われるとする。お茶を飲むためなのかジュースを飲むためなのか、はたまた酒を飲むのか、用途によってコップは異なるだろうし、家によっては家族それぞれに専用のコップがある。そういった諸々の条件を潜り抜けて、指示されたとおりのコップを持っていくことができない状態がこれにあたる。

では、どうすればコップを持っていけるか。それは毎日キッチンボードから取り出す習慣がついているかどうかで決まる。そうしていると、コップだけでなくお皿や箸、ナイフやフォークも用途に合わせて並べることができるようになる。経験から「このメニューならこのスプーン」「お父さんはビール飲むからビール入れるのに使っているコップ」と場所や用途を覚えるようになるのだ。これを平たく言えば習慣という。

してみれば勉強も同じことで、繰り返し習慣化するまで続けた解き方や公式(皿やコップの種類や用途にあたる)などは身についていて忘れない。どの状況で使うのかまで把握できるようになれば大丈夫だ。そうすると問題を見た瞬間使うべき解き方や公式が浮かんですぐに手が動く。

習慣化の切れ目が分かれ道

成績が伸び悩む子の場合、その習慣化がどこかで途切れているケースがほとんどだ。理由は多く、勉強が難しく感じ出したタイミングだ。個人差はあるが、小学生の時にそれを迎えてしまうと中学に上がった後でもなかなか取り返しが効きづらい。いやむしろ中学に上がったからこそ取り返しが効きづらくなる。

勉強が難しくなるのはもちろんだが、目の前のテストなどで期限が切られてしまい、習慣化の糸口がつかめないまま流されてしまうことになるからだ。本来なら、何回かのテストの点数や成績の伸び悩みは甘んじて受け入れ、習慣化の流れを作ることで勉強の基礎を作り直す必要があるが、どうしても目の前に縛られて親子ともども余裕が持てなくなって、習慣化までの長い時間に耐えきれなくなる。

あえて言う

もしも成績が伸び悩む、平均点を下回っていたり、平均点の周囲をウロウロしてしまうお子さんであれば、中3のような切羽詰まった時期は致し方ないが、まだ内申点に大きな影響が出ない中1や中2の場合、目の前の数回のテストの成績はいったん捨てる覚悟が必要かもしれない。

勉強の習慣をつけるのはもちろんだが、もっと具体的な中身を言うなら、各単元の小項目、例題や基本問題などを「見た瞬間やり方を取り出せる」ようになるまで習慣化する訓練が必要だ。それは長く苦しい道のりになるかもしれない。それでも習慣化が身についた時には間違いなく成績が上がり始める。そこまでの過程は、言い方は悪いが「ツケを返す」期間として、覚悟を決めて受け入れておく方がいい。

その覚悟を親子ともども持っているご家庭であれば、私も大歓迎したい。そういうご家庭とともに歩める塾こそ、私の目指す学習空間だと信じている。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

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