漢字と試験対策と

中学生

漢字を覚えることの意義を教育者ぶって語るつもりはないが、受験や試験を考えるうえで漢字は切っても切り離せない。

定期試験を考えてみよう。学校や先生によってまちまちだが、今まで出された定期試験を見ると、おおよそ国語の試験で出題される漢字は読み書き合わせて10~20問くらい、15問程度の試験が多いようだ。出題範囲とそこで学ぶ新出漢字を考えれば少なくはできないな、と思う。漢字問題はたいてい1題1点になるから、100点満点の試験で15点程度が漢字問題という計算になる。

私は塾生にこう言うことがある。

「漢字が15問くらい出るとする。これは先生からの『あなたに15点あげます』っていうメッセージやで。だって他の考える問題と違って、覚えて書ければ読めれば点くれるんやから。」

これは他科目にはない特徴ではないか。覚えるだけで1割以上の得点をくれる科目なんて。もちろん国語の先生のサービスではないが。

受験も考えてみよう。受験でも漢字は出題される。100点満点で10点くらいが漢字になることも多い。大学入試だとさらに多いことだってある。極端な例だが東大でもそうで、3~5題漢字が出題されるが、1問の配点は2点。文系だと120点中、理系だと80点中6~10点が漢字になる。特に東大の国語は採点が厳しく、合格者であっても理系だと80点中40点以上取れるかどうかになることもあるらしい。してみれば合格点を仮に45点として見ても、そのうち最低6点が漢字。割合にして10%以上が漢字の点数だ。だから東大入試で漢字を間違えるのは致命傷と言えるそうだ。120点満点の文系は割合が下がるが、それでも漢字を間違えることが大ダメージにつながるのは明らかだ。

11月が目前に迫り、もうすぐ期末試験の勉強が始まる。まずは何より漢字のチェックが最優先だ。「くれる」と言ってくれているものをみすみす不意にする手はない。その他に歴史的仮名遣いや漢文の訓読など、漢字同様覚えて練習すれば得点源になる分野はたくさんある。そこをまず確実にすくい上げるところから、塾での国語試験対策は始まる。

勉強が得意ではない子もいるわが塾だが、それでも不思議なことに国語で平均点を割る子はまずいない。どうしても英語ができなくて、どうしても数学ができなくて平均点に届かない結果になることはあっても、国語はそうならないのだ。このあたり、塾生を誇りに思いたい。当たり前をどれだけ本物の当たり前に変えられるか、その真価を次のテストで改めて発揮してくれることを期待してやまない。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

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