進路希望調査と日常の姿勢と倍率

中学生

10月が始まって、今年も残すところ4分の1となった。まずは中間試験の時期ということで今日から早いところでは始まる。

その一方で、兵庫県の公立高校志望調査の結果(9月実施分)が教育委員会から公表された。

結果はこちら。

例年の傾向というか、当然そうなるという話だが、人気校では昨年の受験者(表でいうと右から2番目)より志願者の数(一番右)の方が多くなる。これは、受験者は実際の受験者であって、今回の調査結果はまだ「希望」の段階だから、これから内申点その他で現実的な選択になって受験者になると数は少なくなる。

とはいえ、人気の傾向自体は読み取れるので、この志望調査の数字を考える意義は大きい。

今回はどうだったか。第2学区の尼崎を中心に考えたい。

気になったのは稲園高校の希望者数が少なくなった点。尼崎や伊丹の子たちにとってはトップ校なので当然人気は高いだろうと思うのだが、たぶん昨年の倍率の高さを考えてしり込みした層が一定数いるのだろう。私立に転向する手も今の時代なら取れるからなおさらか。このように前年の高倍率を見て尻込みした層がいるように見えるのは双星高校などもそうだろう。

近年気になっているのは武庫之荘総合高校の人気がずいぶん落ちたな、ということ。今年の希望調査では志望者が定員より少なくなっている。単位認定などが独特なのが敬遠されるのだろうか。

武庫之荘総合のような例は少し置くが、志願者数、倍率は前年の影響を受けやすい。前年高ければ翌年は下がりやすいし、低ければ逆に上がりやすい。隔年現象が起こりやすい理由だ。ここで注意することを一つ。

それは倍率が高くなることを極端に恐れないこと。毎年そうだが、倍率に変動はあれ、合格者の点数(平均点や最低点など)は大きく変動することが少ない。結局のところ過去問とにらめっこしながら取り組んで、解ける問題を取りこぼさず、苦手なことを少しでもつぶして暗記も頑張って、という受験勉強がきちんとできていれば合格点は取れる。

それよりも大切なのは内申点の方だ。公立高校入試は半分が内申点で決まる(兵庫県の場合)ので、入試問題そのものの点数よりも内申点ボーダーが上がる可能性の方を気にして普段の学校の授業とその復習に力を傾けるべきだ。往々にして倍率が高くなるときは、ワンランク下げて受験を志願してくる層が増えるからだ。尼崎北をやめて市立尼崎にしよう、小田高校をやめて双星高校にしよう、といった具合だ。

結局のところ倍率や数字に踊らされるのはいつも日常をおろそかにしてきた子たちだ。それは私も指導の現場で何度も見てきた。普段の勉強をおろそかにした子は簡単に倍率に踊らされて、それでも受験結果が不本意になる。

だから開業以来私は、塾生には日常をおろそかにしない勉強をさせたいという思いを抱いて指導を続けている。これからもそうしたい。定期テストというのは日常の姿勢に対する一つの答えになる指標だ。その思いをもって、塾生たちにも(早いところでは)今日から始まるテストに臨んでほしいと心から願っている。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

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