内申点は大事、中3生はこの1学期が命

進学・受験あれこれ

夏休みが近付くと、受験生にとっては受験校の検討という段階がやってくる。中学3年生の場合、1学期の成績からおおよその内申点の計算が立つようになるので、希望や憧れは数字などに基づく現実に寄せられ始めるようになる。内申点の計算には、過去(1,2年生時を含む)の成績も加味されるため、2学期だけ目覚ましい努力をしても、内申点が上昇する余地は大きくないからだ。

高校受験、特に公立高校受験を中心に考えると、内申点からおおよそ、受験可能な高校は絞られる。当日の点数によって逆転できる余地がないとは言わないが、兵庫県は受験点数の半分が内申点なので、これを当日の点数で逆転するには、相当以上の条件が必要になる。

まず、当日の点数は500点満点が半分に圧縮される。だから内申点の10点差をカバーするには、当日の点数で20点の上積みが必要になる。公立高校入試は、1問2~4点なので、ざっくり1問3点で考えると、7問くらい他の受験生より多く正解する必要がある。公立高校入試は、基礎的な問題、標準的な応用問題、ひらめきやセンスがある程度問われる発展的な問題にきれいに色分けされているので(特に数学や理科)、他の受験生、とりわけ内申点が自分よりも高い子たちより7問多く正解する、というのは思っている以上に高いハードルになる。

そして逆転する子には、ある程度の条件が備わっている必要がある。

それは、学力と内申点、すなわち通知表の数字に乖離がある子。勉強が得意で頭もいいが、学校での振る舞い等で先生からの評価が低い子だ。こういう子が、当日のテストで実力を発揮すると、内申点のビハインドを跳ね返せる可能性は確かにある。

ただ、こういう子は実際はまれだと思う。学力の高い子は、たいていの場合学習習慣その他がある程度しっかりしていて、授業態度が悪かったり、提出物への取り組みがおろそかになることが少ないからだ。よほど授業参加が消極的でない限り、4より下にはまずならないと思う。

結局何が言いたいのか。期末試験でしっかり成果を出し、内申点を取りましょうということ。でなければ、出願できる高校は、公立私立を問わずかなり選択肢を絞られてしまう。

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