昨日より小学生の通知表「あゆみ」について考え始めました。

この中では、主として「あゆみ」の見開き左側のページ、各科目の評定評価について考えてきました。
今日は目を転じて、通知表の右側、所見欄などを考えていきましょう。というのも、私個人は小学生のうちこそこちらのページを大切に考えてほしいと思っています。
行動の記録
タイトルはいろいろかもしれませんが、授業や勉強に関わらず学校生活一般にわたって特によくできた行動に〇印をつけてくれる欄です。
ここでは科目のように強制的にどれかの評価をつけるのではなく、できていると思った個所にのみ〇をつけてくれますから、ついている場合は素直に「この子のいいところ」と考えてあげてほしいですね。
特に2学期3学期と続けて同じ項目につけられている場合は、その評価ないし評価に値する行動振る舞いが継続しているというわけですから、さらにプラスにとらえてあげるべきだと思います。
所見
担任の先生から個別に文章の形で評価や課題点などを記載してくれる欄です。欄の扱いは学校で様々で、学期ごとにつけてくれたり(小学校に多い)、3学期にまとめてつけてくれたり(中学校に多い)、2学期などだけ「懇談で伝えたから割愛」のようにしたり、いろいろな形をとっています。
正直なところ、特に小学生はこの欄がキモだと思います。それには2つのポイントがあります。
まずは、担任の先生が子供のことをどう見ているかがわかりやすい点です。項目ごとの評価や〇印だけではない、具体的に良かった習慣や行動、逆に気を付けたほうがいい癖など、先生の目から見た我が子の姿が最もわかりやすく伝わります。個別に文章で書いてくれているのですから。
もう一つは、担任の先生に対する評価です。これは何も担任の先生が教師としていいか悪いか、というような見方をしろと言っているのではありません。担任の先生とお子さんの関係性、担任の先生がお子さんをしっかり見てくれているのか、という1対1の関係性における評価です。
これが特に小学生にとって大切なのは、担任の先生と関わる時間の長さです。小学校では多くの科目は担任の先生が授業をします。その分、担任の先生は様々な科目の授業を通じてお子さんたちを見つめてくれます。だからこそ、その担任の先生の目がお子さんをどう評価してくれているのかは大切だというわけです。
出欠記録
私にとっては所見の次、または同じくらい大事にする箇所です。出席日数、欠席日数、中学などでは遅刻日数などを記載しています。
ここが欠席ゼロのとき、私は見せてもらった通知表の成績よりなによりここを褒めてあげたいと思っています。
コロナ禍以降、学校その他に「無理に行かなくてもいいよ」という空気が広まったように感じます。もちろんいじめられていたり、学校でひどい目に合っていたりする子にまで出席を強いるつもりなどありませんし、病気などになっても這ってでも学校へ行けなんて言うつもりもありません。
ただ少なくとも学校に積極的に行けているというのは、成績その他学校生活の基本ですから、まずは何よりも「1学期の間、1回も休まず行けたんやな、よし!」と言ってあげたくなります。
余談
唐突に塾の話になりますが、私個人は小学校の担任の先生のように、お子さんのすべてを見つめ続けていく存在を目指しています。
学校の先生のように長い時間は無理です。それであっても、勉強の出来不出来や、勉強の取り組みの姿勢や考え方のような面にとどまらない、お子さんの特性や向き不向き(これは児童発達などの話ではありません、人格含めたその子のすべてを目指した見つめ方の問題です)を把握し、その子に合った最適な教え方、その子にとって最善(となる可能性を信じて)の指導を模索する場でありたいと思っています。
塾の話はいずれしますが、このように担任の先生が日々お子さんを見つめてくれる目に負けないようにしたいものです。そのために塾もあり方を日々考えながら少しずつ姿を変えていけるようにします。
あゆみの見方からいろいろな方向に飛びそうになるのでここまでにします。

