昨日に続いて、塾におけるこれから変わっていくべき方向性と、変わらないものをいろいろと挙げながら考えてみたいと思う今週です。

今日は昨日に引き続いて塾での指導の上での心がけと、そのための指導の模索の一端をお話しできたらと思います。
総合指導
私の指導のこれからに当たる大きな考え方が「総合指導」です。
昨日お話しした「直接指導」と「長時間指導」の延長にある目標と言って良いと思っています。
私の持っている意味としての総合指導というのは、勉強に関わる全てにわたる指導を意味します。
科目指導、勉強の進め方の指導、進路指導、文字通り全てです。
文字にして並べると、「こんなの塾なんだから当たり前じゃないか」と思われるでしょう。それはその通りです。ただ、それでもなおこの言葉にこだわるのは、このすべてにわたる指導をどこまでも追及していきたい、という一点に尽きています。
総合指導の理想の姿
私のこれからの塾の在り方は、つきっきりで勉強を見ることでお子さんの学習に関する「すべて」を把握し、お子さんの持てる力の限界まで結果として出せるようにしていくことにあります。
そのためには毎日学習する姿を見守り、学習する内容を確認し、時には指示してお子さんの現状と課題点、そこからとれる対策と目指せる最高点数までを見極め、そこに確実に至らせる学習を徹底させる指導をしていくことがどうしても必要だと思っています。
そのために授業の形態が必要なら授業形式で指導も行いますし、テスト課題が必要なら作ります。お子さん一人ひとりの課題に合わせたオーダーメードの指導というと個別指導塾の宣伝文句みたいに聞こえてしまいますが、それは正しい理想の姿だと私も思っています。
ただそこに至るまでのプロセスが私の場合では異なるだけです。私は、というより私に限らずあまねく塾の先生たちは、学習のサイクルを「授業」「復習」「確認」の形にするようにしています。これ自体はもちろん正しいサイクルだと私も思います。
それを実践するために復習(すなわち家庭学習)を宿題に委ねたり、確認を統一したテストで行ったりするのが各塾の取り組みの仕方で、それらが塾によって異なるのです。
私はこの学習のサイクルをできる限り「全て私の目の前で」実践してもらうことを理想としています。塾長である私自身が把握し、私自身が確認し、私自身が納得いくルートをたどってもらいたいのが、私の作りたい塾の指導、総合指導です。
だからこそ、絶対必要なのが昨日お話しした「直接指導」と「長時間指導」の2本立てなのです。
総合指導のその先
もちろん、指導の先にあるのは受験です。成績アップというのはそのための準備作業です。
受験指導、そのための進路指導、もちろんそれも含めた総合指導です。
進路指導と言うと、成績(内申点)、模試の偏差値などからボーダーラインを考え、目指せる高校を提示するのが一般的でしょう。個別指導塾の教室長のように直接指導を担当しないお子さんが大半になる塾であれば、それが普通だと思います。
ただ、それは正直なところ、数字さえ見れば誰でもできます。お子さんの偏差値が55で、目指す高校の偏差値が60だったら「難しいから志望校の再考を」、高校偏差値が57であれば「今のままだと厳しいけれども頑張れば届くかもしれないから、もう少し様子を見ていきましょう」、正直なところこれなら誰でも言えます。インターネットの発達に伴い、親御さんにしてもボーダーや偏差値についてはある程度ご存じでしょうから、このような指導を受けても「そんなの言われなくてもわかってます」と思われる方も多いのではないでしょうか。
私はそういう進路指導とは一線を画したいと考えています。といっても数字はウソをつかないですから、数字に従った進路のアドバイスや考え方はもちろん話します。ただ、「数字だけでは語れないお子さんの力」というのも、やや青臭い話ではありますが存在すると思っています。
その数字ではわからないお子さんの力を見極めるために必要なことこそ、普段の不断の「直接指導」と「長時間指導」の集積です。長い期間にわたって勉強を見ていくからこそ、その子の本当の実力、その子の本当の合格可能性をつかんでいくことができるのです。
指導のありかた
これを可能にするため、塾では毎日つきっきりで勉強を見ていく体制づくりが必要になります。今の段階でも、呼びかけに応えて毎日あるいは毎日に近い通塾をしてくれている塾生がいます。
偏差値が低い、成績が悪い、いろいろな状況はありますけれども、毎日の勉強を見ていることによって「この子なら最後に取り組みが実を結んで何とか合格するだろう」と予想できることもありますし、実際にその予想通りの結果を出してくれた子がいます。
小学生のお子さんであれば、勉強の様子をつぶさに観察できることで、中学生になったときにどういう部分で力を発揮しそうか、あるいは苦労しそうかを見極めていく機会にできます。そしてその力をどう伸ばしていけばいいか、あるいは改善する取り組みを実践させるかを早い段階から図っていくことができると思っています。
その結果、お子さんの大学受験における最高到達点を見極め、可能な限りその到達点を高い位置に持ち上げていけるように指導することまでが視野に入ってきます。
おわりに
塾が目指す総合指導の根幹はこのとおりです。
これらを可能にする指導体制づくりが今後の私の課題であります。今いらっしゃる塾生の皆さんに対する指導体制から改革をはじめ、科目指導から学習指導、進路指導、勉強にまつわるすべての部分において塾長である私の直接指導、できる限りのすべてを込められるようにするための長時間指導、長期間指導、そしてお子さんのすべてを把握して可能な限り高い到達点に導く総合指導を実施していきます。
大まかな指導の心がけ、指導の根幹のお話はここまでとし、明日以降はもう少し踏み込んでお話を続けていきます。
