塾の在り方、模索は続く

塾の紹介あれこれ

大学受験を視野に入れた塾を考えていこう、ということを考えて以来、塾生に対する接し方にも少しずつ変化をつけ始めている。

全員が同じレベルにそろい、全員が同じようなレベルの大学を目指そう、というのは姿としては理想的に映るときもあるけれどそれはまず不可能だ。塾生にはそれぞれ能力や科目の適性などに大きな違いがある。

私にこれから求められるのは、その子のレベルをしっかり見極めること。これ自体はもちろん今までだってしてきていることであるのは当然なのだが、そこから一歩進んで、その子たちの適性の中で(あくまで客観的な)最適な進路を検討していくことにあると思っている。

よくある例は、中学の時に数学が良くでき、その結果をもって上位校やトップ校に進学する子。過半が高校数学で脱落する。そこで数学をあきらめ、英国社に全振りして私立の上位校、関関同立や家計その他が許せば東京の私立大を目指しに行く、という選択が取れるのならいいが、多くの子は中学時代の栄光を捨てきれずに数学に縋りつく。

その結果、高3の2学期などどうにもならなくなった段階でやむなく私立に変えていく。特に関西では有力な国公立大学が京阪神地方に多いせいで、「国公立>私立」という考えがかなり強い。そのせいで私立に「下げた」から余裕と思ってしまい、失敗する。関関同立などの私立大は、国公立とは入試問題の方向性、ベクトルが異なるだけであって簡単なわけではないから、困ったことになめてかかって撃沈する子が後を絶たない。

こういった失敗を避けるためには、できるだけ長期的に指導して、点数や偏差値などの見かけ上の数値だけではない、その子の本当の学習適性(語学は得意だけれど理数系は向いていないなど。逆もしかり)まで見つめていける関係をつくる場。そういう塾を目指したいというのがこれからに向けての思いである。

そこから逆算して高校受験も考えていく必要がある。もちろん学習適性が高くて成績も順位も優れているから、公立のトップ校や私立の難関校を目指していくのは王道だし常道なのでそれでよし。一方でそういう子が「高校受験どまり」にならないかどうかはしっかり見極めてあげる必要がある。トップ校に行くのはいいけれど、その先の懸念点を中学段階でつぶす、あるいはそもそもトップ校をあえて狙わない選択肢を提示するのもひとつ。

固定観念や従来の常識だけではない、その子に応じた進路指導までを長期の指導と深い付き合いを通じて行っていける。そんな空間づくりへの模索は尽きない。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

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