通知表の見方②評定「3」以下

学習情報

昨日に続きます。

通知表の見方①評定「5」と「4」
昨日から通知表について考え始めていますが、まずは中学生の評定についてみていきます。評定の付き方は尼崎市の基準です。断りがない場合、評定は知識技能、思考表現、主体性の順にAAA、ABBなどと記載しています。ハードル高い「5」「5」は各観点項目…

昨日は評定「5」と「4」、併せてBという評価の幅広さを考えてみました。

では、「オールBやB2つが出やすく、A評価のハードルが高い」イコール「評定『3』が多い」という現状、評定「3」が持つ意味を考えていきましょう。

守備範囲が広すぎる評定「3」

オールBもしくはB2つにC1つの場合、評定「3」がつきます。

この評定「3」は、非常に守備範囲が広いです。広すぎるくらいです。

もう少しで「4」に届きそうな層(学年順位でも上位3分の1くらい)、逆に学年順位80%くらい、クラス内順位が28位くらい(35人学級)の層までカバーするのが「3」です。だから「3」という評定には、「4」に手が届きそうな上位の「3」と、そうではない下位の「3」が存在します。

事実としてオール3の成績(内申点150点)の子の場合、尼崎市内の公立高校では偏差値50弱の高校、尼崎双星や武庫之荘総合はかなりのチャレンジになる可能性が高くなります。偏差値48は上位6割程度ですから、下位のオール3ではそのレンジに入りません。オール3くらいの成績で武庫之荘総合などに合格する子もいますが、それはおそらくレアケース(上位のオール3)だったのでしょう。だから本番で取り返せたか、倍率が低かったなどの要素が絡んだ結果でしょう。

ボーダーの話はどこかでしようと思ってはいますが、オール3だと学校の進路懇談ではこれらの高校は難色を示される可能性が高いです。県立尼崎や尼崎西などを進められる可能性が高いでしょう。

改めて認識が必要になります。「3」は普通ではありません。言い過ぎだというなら、「普通以下の可能性を多分に含んでいる」と考えておかなくてはいけません。

「3」になれなかった下位の評定「2」

「2」はB1つにC2つでつけられる評定です。

この評定「2」はあっさり言うと「3」になれなかった評定です。

昨日も書きましたが、評価Bはつきやすい評価です。その幅広い評価Bからこぼれてしまった項目が多いと「2」になります。

まず認識をしっかりしておくべきですが、「2」がひとつあるだけで公立高校入試は一気に不利に傾き始めます。オール3をひとまずの基準(数字が真ん中と言うだけの意味です)とすると、「2」ひとつは「4」ひとつでカバーして元になります。オール3でも中学生に人気の中堅校などが厳しい現状、「2」がひとつあるだけで他科目にかかる負担が大きくなります。「4」はA評価のハードルが低くない分なおさら難しい戦いを迫られます。

必要な努力を行うだけでも評定「3」になるのは難しくはありません。「2」があるお子さんの場合、まずは学校の授業、提出物、できることをできる限り始めてほしいと思います。

当塾でも評定「2」がついている状態で来られる子は結構います。まずは塾で課題その他に付きっ切りなってあげるところから始めることもあります。そこに素直に従って始めていけるお子さんであれば、そこから「4」や「5」になっていく事例もあるからです。軽く言いましたが、必要な努力を素直に行う形でやり直せる子であることが最低条件になりますから、誰でも大丈夫と言い切ることはできませんし、その素直に実行するハードルは相当程度高いですけれども。

問題あり認定の評定「1」

すべての評価項目がCだった場合につく評定が「1」です。

不登校などのやむを得ない事情がある場合は除きます。学校に通って授業を受け、テストを受けてなおどれ一つ幅広のB評価になる項目がない「1」というのは問題です。

小テスト、提出物、定期テスト、授業態度や参加、学校授業におけるあらゆる場面で評価がされていないのですから。

評定「2」の段階でかなりヤバい(学年下位8割以下が目安)のですが、その上さらに下という評定ですから、もはや公立高校受験では絶望的です。全日制の普通科は大きく定員割れした高校に滑り込めるかどうかです。ずいぶん以前に書いたことがありますが、「行ける高校があるだけありがたいと思え」、これが評定「1」に対する見方と思っていいでしょう。

評定「1」がついた子を見たことがあります。その子は1年生の段階でそうでしたが、これは単純にサボっていただけ。サボり具合があまりにひどかったのでしょう。塾に来て勉強しだすとあっさり取り戻して1月に入塾した段階で「1」だった科目は3学期に「3」に戻りました。2年になったら「4」になりました。でもこういう場合はレアケースです。

普通の成績の定義

改めて普通の成績について考えましょう。数字が真ん中だからというだけでオール3を真ん中、普通と考えるのは間違いです。それは相対評価の時代、我々のような親世代の話です。

では今の普通の成績とはどういうものか。それは得意科目で「4」、苦手科目でも「3」がもらえるという状態です。

得意科目とは知識や態度など、どこかの点で頑張りを発揮してA評価がもらえる科目、苦手科目では絶対にC評価が出るような状態にはしない。

この体制で勉強できるか、学校授業に取り組むか。これによって普通の成績は決まります。そして実際、この成績(内申点)が偏差値50~55の中堅公立高校の合格ラインになっているのが現状です。

長い夏休みが始まりました。今よりもいい成績を目指したい、普通の成績に戻したい。いろいろな考えや状況に皆さんおられることと思います。勉強を見直し、生活を見直し、2学期の学校生活に入っていけるか。大事な時間にしていってほしいですね。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

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