通知表の見方①評定「5」と「4」

学習情報

昨日から通知表について考え始めていますが、まずは中学生の評定についてみていきます。

評定の付き方は尼崎市の基準です。断りがない場合、評定は知識技能、思考表現、主体性の順にAAA、ABBなどと記載しています。

ハードル高い「5」

「5」は各観点項目でA3つまたはA2つB1つの評価を受けた際につきます。

各項目において、100%に近い達成度を見せて得られる評価Aを2つ以上つけられて得られる評定ですので、そのハードルは非常に高くなります。

おおよそ授業参加が消極的であっても勉強がとてもできる(AAB)、思考問題などは苦手だけれども授業にしっかり参加して聞いているし、暗記などのコツコツ型を頑張ってこなせるタイプ(ABA)の形でもらう子が多いでしょう。AAAのスーパーマンももちろんいます。

いずれにせよ、100%近い評価を2つ以上得られる子でないと厳しいのが評定「5」です。

評価B

ここで評価Bというものに少し目を向けましょう。このBというのは、守備範囲が非常に広い評価です。8割がたできていると思われても、少しでも足りないところが目に付けばAではなくB、点数などは振るわない場面が目立っても、多少なりとも評価できる内容があればCではなくBがつきます。

言い換えれば評価Aは多少なりともハードルが高く、評価Cはつけられたらかなりヤバい評価ということができるでしょう。

Bというのは、のちに触れる評定「3」や小学校の「あゆみ」の「できる」同様、多少できる子からかなり足りない子(あくまで勉強の話)までを幅広くカバーする評価です。

これも後に触れますが、この結果B評価が乱れ飛ぶため、テストの点数などがかなり悪いと思っていても、通知表を見れば評定「3」がいっぱい、という結果が見られるのです。

これを踏まえて次に評定「4」を考えます。

意外にハードル高い「4」

「4」はA1つ、B2つでつけられる評定です。A2つにC1つでも付くのでしょうが、今まで見たことがありません。

上で述べたとおり、評価Bは非常につけられやすいです。その結果、各項目にはBが並び、Aが取れないとBBBで評定「3」ということになります。ここから一歩抜け出して、どれかの項目でA評価を獲得できれば「4」です。

この一歩抜け出すというのが意外にハードルが高いのです。

多くの人はABBかBBAで評定「4」になりますが、知識技能でAをもらうには、漢字テストや英単語テストのような知識系統(暗記要素が強い)の小テストで高得点を続け、定期テストでも知識・技能の問題、数学などでは計算問題等パターン練習でとれる分野で高得点が必要になります。

では主体的な態度でAをと言う人はどうかということになりますが、これはさらに厳しいでしょう。提出物をサボらない程度ではだめ(当然の前提)で、その中身に意欲的さが伝わるようなものがあるかが問われます。丸付けだけでなくそこから学び取った内容までノートにするなどの工夫が評価されることもあります。授業参加や授業態度にしてもそうで、先生の印象というあやふやな要素が関わるうえ、そもそも基準が明瞭でないので、ここを狙ってAを目指すというのは難しいとは思います。そもそも知識面がチンプンカンプンでは発表だっておぼつかないですから。

勉強が苦手な子、成績で一歩踏み出したい子は、この「4」を目指すことになります。そのためには、オールBの状況からどの分野で一歩抜きんでるかを考えていくことが大切になります。

おわりに

ここまで評定「5」と「4」、ついでにB評価について考えてみました。

いかにA評価を目指すかがこれらの評定に関わってきます。

いずれお話ししますが、内申点に関わる要素です。公立高校入試で偏差値50を超える高校、いわゆる中堅校以上を目指す際にはオール3では無理ですから、避けては通れないのが「4」を目指す取り組みですし、トップ校を目指す場合はいかに多くの科目で「5」がつくかが勝負になってきます。

これが高校受験における難しさです。3年間の地道な努力が半分を占める受験の難しさです。

明日は「3」についてを中心に考えていきます。

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