こんにちは。
2回にわたり、高校選びについてお話をしてきました。
今回はこのお話のまとめを、その他の高校選びのポイントを交えながらお話しします。
高校選び
①公立か、私国立かを決める、通える範囲も見極める
まずは、ここがスタート地点でしょう。経済的な兼ね合いもありますので、しっかり見極めましょう。また、尼崎市から通学の場合、現実的に通える範囲は東は京都府や奈良県、西は姫路市くらいまででしょう。公立高校の場合は通学範囲を心配することはないでしょうが、駅から遠い、山のふもとにある、など交通の便の悪い学校も多いので、交通手段(自転車など)も考慮してあげてください。
②偏差値、進学実績のチェック
繰り返しになりますが、進学情報誌やホームページ情報を活用し、高校の偏差値と、進学実績をしっかりチェックしてください。特に、合格者のボリュームゾーンを見極めることが重要です。
③個別の高校情報をチェックする
これは個人の情報収集だけでは難しいかもしれません。塾や近所で通っている人などから情報を集めましょう。ネットのクチコミサイトもありますが、そのクチコミを書いた人一人の印象や思い出に左右されるうえ、全く知らない人の情報ですので鵜呑みにするのはよくないでしょう。飲食店のレビューとは違い、高校は3年間という貴重な時間を過ごす場所ですから、あくまで参考程度に。
ただ、この個別の高校情報は有益に働くことも多いと、個人的には思います。とある県立高校のお話ですが、そこでは半数くらいが就職や専門学校など、大学進学以外の道を選ぶため、途中からあまり熱心に勉強しなくなるそうです。そういう高校の場合、偏差値もさほど高くないため、入学難易度は低くなります。そうするとどうなるか。「指定校推薦の枠を狙いやすくなる(ライバルが多くないため)」、というメリットが発生することになるのです。受験勉強には向いてないけど、学校の勉強をコツコツこなすのはできる、というタイプのお子さんにはそういう選択肢もいいかもしれません。こういう情報は偏差値や実績などの「数字」だけでは見極められません。
このように、偏差値と実績だけで測りきれないこともあるのが高校選択です。他にも「いじめの有無」「独自カリキュラム」「生活指導」など、出来る限りの情報を集めてほしいと思います。どこの高校にもいいところ、よくないところは必ずありますので、お子さんの性格や特性にできるだけマッチした高校を一緒に考えるのが大切です。
最後に
最後に個人的なお話ですが、私の高校選び(私立高校の専願です)は「幼馴染のお兄さんや近所のお兄さんが通っていて、その人たちがとても賢い人だと母親から聞いていて憧れた(クチコミ)」、「模試を受けたら十分いけそうだった(偏差値)」、「お兄さんたちの進学先がいずれも難関大学だった(進学実績)」です。
そしてこの高校選びは中学2年生の時には固まっていました。その分、勉強のモチベーションにつながっていたと今では思います。「どこでもいいから難しい高校に」のようなあやふやな動機で勉強しないためにも、早い段階で高校選び(情報収集)は始めてほしいと思います。
以上で高校選びについてのお話は終わります。
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