はじめに
昨日、このようなことを書きました。

情報発信への切り替えと言いましたが、もちろん受験情報や学習情報のような内容も書いていきますが、もうひとつは塾の考え方の発信の場でもありたいと思っています。
時にはそれは塾の宣伝にもなりますが、同時に皆さんが、皆さんのお子さんが塾を選びたい場合、高校や大学、ときには中学受験もそうかもしれません、進学先などを考えたい場合に役立ちそうな話も書きたいと思っています。
ただ私のことですので、今までの日記を読まれた方にはあるいはお分かりかもしれませんが、毒を吐くことも多々あります。これはひとえに私がどうしようもない本音人間であることの裏返しと思っていただければうれしく思います。日記の体裁から情報発信の体裁に変わりますので、言葉遣いだけは敬体(ですます調)になりますが、中の人は特に変わっているわけではありません(笑)。
今日からは手始めとして、塾と成績について考えていきたいと思います。
塾に通えば成績が上がるのか?
夏期講習のチラシなどをたくさんご覧になられたことと思います。その中から選んだ塾に夏休みから、あるいはその前から通い始めている人もいることでしょう。
チラシなどを見ますと、「〇〇塾で成績UP」のような文言、中にはテストの点数の伸びなどを写真と一緒に大書するチラシも多いです。
ただ、一方で口コミサイトやSNSなどを見ると、成績が上がらない、むしろ下がったという書き込みも見かけます。そのチラシの塾に行っている子がです。
なぜこうなるのか。同じ塾に行ってもチラシに載るほど成績が上がるのか、難関校などに合格する結果を出せるのか。逆に成績が下がって当初考えていた高校に行けない結果になるのか。
アルバイト講師、社員教室長、個人塾塾長、様々な立場でお子様に関わった経験から考えていきます。
塾で成績が上がるパターン①勉強時間と量
まずは成績が上がるパターン。チラシなどに載るような成績アップや難関校合格などの実績が出る場合について考えてみます。
一つは勉強時間や勉強量が増えたということ。成績が伸び悩むなどの原因が単なる勉強不足、勉強時間不足だったりする場合です。塾に通うといやでも勉強時間が増えます。塾の形態にもよりますが宿題などで家庭学習の時間のフォローをはかることもあります。結果的にそれらが勉強時間を増やす結果をもたらすと、成績が伸びることにつながります。
例えば勉強時間不足で練習が足りない(計算など)部分などに効果が大きいでしょう。今まで犯していたうっかりミスや、時間がかかることによる時間不足などが原因となる失点が減るだけでも点数アップにつながります。
塾では単語テストや漢字テストなど、小テストによる管理を行うことがあります。学校でもあるとは思いますが、プラスして復習の機会が増えることも点数の底上げにつながります。
これら塾で、あるいは塾の指示で勉強する時間や量が増えることで、単純に不足を補うことができるだけでも成績アップにつながるのが第一の理由です。
塾で成績が上がるパターン②出会い
もう一つは出会いです。塾の講師、塾長の先生かもしれないし社員講師の先生かもしれません。あるいはアルバイトの大学生の先生かもしれません。予備校などだとチューターの人もいるでしょう。そういった人との出会いで、話をしたことなどがきっかけでやる気が出るようになったということがあります。授業がきっかけかもしれないし、それ以外のコミュニケーションがきっかけになるのかもしれません。
出会いは塾のスタッフだけではありません。集団指導の塾などであれば、同じ授業を受けている塾生がいます。テストなどで席次を決める塾もありますから、そこには競争が生まれます。その相手はライバルは、同じ学校の子ではないかもしれません。そういう子から刺激を受けたりすることもあるでしょうし、それも出会いだといっていいでしょう。
これは全くの余談ですが、過去に親御さんから聞いたことがある話で、「塾に来てからうちの子が親孝行になりました」なんていうこともありました。何がきっかけでそうなったのかはわからなかったのですが、こんな不思議なことも起きるのが出会いです。
これはもちろん学校などでもありうる話です。塾が何かをするというわけではないのでしょうが、きっかけが単純に増えるというだけでも大きいと思いますよね。
塾で成績が上がるパターン③塾のシステム
塾にはいろいろあります。集団指導、個別指導、映像授業、オンライン指導、自立型などなど。また、これら大まかな分類の中にも細かなシステムの差異が塾ごとにあります。集団指導であっても、オーソドックスに宿題の確認、授業、演習、宿題のサイクルで進むところもありますし、そうでないところもあります。個別指導であっても、授業がメインのところもあればわからないところを聞いて教えていくスタイルもあります。1対1や1対2のように一人の講師が担当する子供の人数にも違いがあります。
それぞれのシステムには一長一短がありますし、ここではそれを取り上げたいわけではありません。大事なのはこのシステムにお子さんがハマるかどうかです。集団指導が向かない子、個別指導が向かない子、オンラインが向かない子など、学力云々ではなく、システムとの相性はお子さんそれぞれに存在します。
塾のシステムがハマると、勉強のはかどり方やモチベーションなど、勉強に対する要素にプラスに働いて勉強の質が向上することがあります。これが「前に通っていた塾では上がらなかったけど、この塾に通って成績が上がりました」という喜びの声の本質と言っていいでしょう。
終わりに
のちにテーマにするつもりですが、塾選びに際して塾のシステムを第一に考えると、お子さんとの相性が良くない場合に失敗の原因になりえます。
塾を選ぶ場合には、目の前のチラシやホームページにある成績アップ実績にのみ目を奪われず、「わが子はどうやってこの子(チラシの実績の子)のようになれるのか」の青写真を描く必要があります。実際に先生に会って聞いてみるのもいいでしょう。
万能のシステムはありません。勉強時間を増やせるか、いい先生がいそうか、わが子に合いそうなシステムか、個人塾の場合は塾長さんのカラーが合いそうかなどを判断していくのが大切です。
私はこのような形で、情報に加えて私自身のスタンスを前面に押し出しながら書き続けていきます。


