今学期、塾ではひたすら学校の復習を徹底する。中３生は受験だからもちろん別。１,２年生の話だ。
この３学期はトライアルの学期にしたい。それは来年度の指導方針のテストでもある。復習指導を学校授業に合わせて行い、できる生徒は教科書応用～入試レベルまで。そうでない生徒はともかく定期テストレベルの問題で解けるものを増やす。ここでしっかり成果を上げ、自信をもって新年度の指導につなげたい。
それがうまくいけば、夏休みなどの長期休みでさらに復習レベルを向上させられる。かくして、学校授業に合わせて理解レベルを個々の生徒の最大値まで高めること、それを折に触れ再復習することで、受験対策などの特別なことを極力減らしながら、しっかり学力の下積みをする。
特定のテスト時期にだけギアを上げるような勉強をやめ、日常を分厚くする。日常学習、毎日の取り組みをゆるがせにしない生徒を育てる。もちろんテスト対策や受験対策をしないわけではないが、そのような時期に一気に詰め込む体制には頼りたくない。
日常が分厚いのは「強者の歩む道」だ。塾という場だけで強者を作ることはできないのかもしれないが、いつかやってくる人生の勝負所、修羅場のような場面に強い心、強い行動で立ち向かえる人間を一人でも多く育てたい。
少し話が大きくなってしまったが、その大きな道への小さな一歩として、この３学期は日常に焦点を当て、毎日積み上げる経験を積ませたい。
私はそれを間近で見つめ、成長の芽に息吹を与えられる存在に徹したい。
