小さな成長のきっかけ

中学生

先日の授業での小さな一コマ。

とある中学生の子が、数学の練習中に一言。「先生、この一行は書いてもいいですか?」と聞いてきた。

簡単に言うと、方程式を解く際には移項という作業が必要だが、慣れてくると移項する式は書かずに、一気に移項した結果を書いてしまうことが大半になる。その子は計算が苦手で、そのことは本人も自覚しているから、移項した式を書いてもいいか、という趣旨で聞いたのだ。

前提として、私は解説の際に移項の式は飛ばす。それは不親切からではなく、到達点として一気に計算しきることは必要だと考えているからだ。でも、「自信がないなら、1行余分になっても書いたほうがいいよ」とは伝えている。とはいえ、私が書かずに授業を進めていると、「自分は自信ないから書いてもいいのだろうか」と疑問がわくのはあり得ること。そこで、その子は確認のために聞いてきたわけだ。

この手の質問、私は大歓迎だ。まず最初の段階として「書いても大丈夫、むしろ自信がないなら書かなきゃダメ」と伝えることもできるし、「でも最終的には書かなくても一気に進められるようにならなくちゃいけないよ」と伝えることもできる。今の自分、今の自分に必要なこと、そして目指すべき先の自分までを教えていくことができる。これが身に染みてくれば成績向上のジャンプ台につながる可能性はグッと上がる。

このたった一言の質問ができるかどうかは、大きな分かれ道だ。このきっかけを、いつか来るジャンプ台に確実に結び付けてあげられるよう、今週もしっかり指導していかなくてはいけない。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

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