2024年12月29日 2024年終了 感謝と感想と誓い

中学生

今日で今年1年の営業は終わりを迎える。それに合わせて、この日記も次回営業再開(1月4日)までお休みする。

最後の1日はしっかり来年に向けた心構えと覚悟の重さを塾生に伝えたい。

そして、来年はみんなで仲良く、時には楽しく、でも時には厳しく、皆が一緒に前を向いて強くなる素晴らしい教室にしたい。

そこには頭の良し悪しは関係ない。才能の有無も関係ない。今の成績の良し悪しも関係ない。今を見つめ、今の自分に真摯に向き合い、今の自分を少しでも変え、自分の人生を前に進めようと闘う集団だ。

ここまでは塾全体の話。ここからは私の話だが、私個人の1年を振り返ると、一言で「勉強になった」1年だったと強く思う。

開塾以来4年。来年4月で5年目を迎える。住宅街の小さなマンションの一角で産声を上げて以来、いつつぶれてもおかしくない時期を過ごした。今も塾生の数はお世辞にも多いとは言えないが、それでも今まで続けられてきた。

それはもちろん、私のようなどこの馬の骨ともつかないオッサンを信じてお子さんを預けてくださる保護者の皆様のおかげであることは疑いない。感謝してもしきれるものではない。

その一方で、何人ものお子さんを追放してしまった。体験授業の段階で追い返してしまったお子さんもいた。体験段階を過ぎた後でも、指導不可とみなしてやめてもらうべくお話ししたご家庭もある。お客様商売という観点では悪手というほかないのだろうが、それでも信念に反する塾にはしないと固く心に誓い、身がちぎれる思いで厳しく接してきた。地域の皆さんから「怖い塾だ」と思われるかもしれないと思ったが、それも覚悟して飲み込んでここまでやってきた。

10月から思い立って始めたこの日記でも時には激越な字句を並べ、神も仏もないような話もした。うれしいことも包み隠さず書いた。嘘は一切つかず、思いのたけと考えたことをさらけ出し続けてきた。

おかげで、今はとても充実した毎日を送らせていただいている。それは、今指導させていただいている子たちは、皆そろって「いい子」だからなのだ。それは成績ではない。学力でもない。頭の良し悪しでもない。バカ話で笑いあい、厳しく当たられて泣きべそをかき、点数が上がって喜び、不本意な成績に悔しさをにじませる。生身の人間の強さや弱さを隠さずにぶつけ合える空間になり始めたと思う。本当にいい子たちに巡り合えて幸せだと思う。

不遜な言い方をするが、年末なのでご寛恕を乞う。それは信念を曲げないできたからだと思っている。嫌われないためにお道化を演じようともしなかったし、言いにくいことは承知で保護者の方にいろいろなことを長時間話しもしてきた。その分、自分の口から出たことは自分に跳ね返るので、テストなどで悪い結果が出たときは、悔しくて情けなくて申し訳なくて恥ずかしくて眠れない日を過ごしたし、合格発表のようなうれしいことがあったときは、うれしさのあまりコケて尻もちをつくこともあった。それでも、「誠の心」をぶつけることだけはやめようとしなかったと思っている。だからこそ、その心に多少なりとも共鳴していただける方に巡り合い、その方たちと一緒に勉強できているのだと思っている。

どこかで「勉強しないあいつが悪い」「あんなこと考えている親が悪い」のような、人のせいにする甘えた根性が少しでも表れていたら、間違いなく今日の私はなかった。それを改めて思い知らされるような事件や出会いにたくさん巡り合えたのが、2024年という1年だった。巡り合うたびに「なぜこんなことが起こるのか」と考え、考えた結果が私にとっての「勉強」になったことを痛感させられたし、今も変わらず感じ続けている。そしてこれからも弛まず考え続け、強くなっていく。これが来る2025年に向けての私の誓いだ。

改めて皆様へ。今の私があるのはひとえに皆様のおかげです。感謝の気持ちはいくら言葉にしても足りません。本当にありがとうございます。そしてもう一人、私を信じて支え続けてくれる愛する妻へ。この場で改めて感謝の気持ちを伝えたい。本当にありがとう。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

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