新学年のスタート、1年生を除くと本格的に授業もスタートします。
前学年までで成績が伸び悩む人に向けたお話をします。当てはまっているところがあれば直していきましょう。
字が汚い
いきなりこんな項目からですが、字が汚くて勉強がよくできるお子さんを私はあまり知りません。
字が汚いことには様々なデメリットがあります。例えば、
・2とzの区別がおかしくなって、途中から計算が狂う
・マイナスの記号があったかなかったかわからない式を書き、気が付けばマイナスが消えている
・採点する側の気分が悪くなる(先生も人間なので、汚い字を苦労して読むだけで評価が下がります)
何も習字を習って美しく書くことまでする必要はありません(でも美しい字が書けるのはいいことですから、習字はいい習い事だと思います)が、せめて「丁寧に書く」意識を持ちましょう。これだけでテストの点数も何点か変わってきます。
自己流にこだわる
自己流を一概に否定する気はありません。ただ、結果が出ていないのに自分のやり方を変えないのはただのバカだと言い切ります。
例えば、英単語を覚えるのに「ぼーっと単語集を眺めているだけ」という場合を考えてみましょう。「それでは覚えられないよ、書いたり声に出したりもしていこう」というと、とりあえずその場ではやってみます。これが続くお子さんの場合、伸び方に個人差はありますが結果は必ず出ます。結果が出ないお子さんの場合、気が付けばまたもとのようにぼーっと眺めているだけに戻っています。
勉強のやり方というお話はいずれ別の話題にしてお話ししますが、やり方を教えてもらうというのは、「今までの間違ったやり方を変える」ことと同じ意味です。これが受け入れられるかどうかが今後に大きくかかわります。
最後に
最難関、超難関と呼ばれる学校を考える場合を除き、勉強ができるできないを分けるのは意識の差です。あるいは性格の差といってもいいかもしれません。自分を知る、変えることができるかどうかが今後に大きく影響を及ぼします。