書店は地域の文化レベルの象徴

日々の考えあれこれ

つかしんに久々に行った。蔦屋書店が入居しているのだが、そこが6日でいったん閉店するという看板を見てしまった。つかしん内での移転が理由のためらしいが、再オープンは8月とのこと。3か月くらいの間、行ける書店が一つ減る。

前から私が考えていること、あるいは話したことがある親御さんもおられるが、地域に書店があること、そしてその書店の規模が大きいことは、大げさに言ってその地域の文化レベルに直結していると思っている。

Amazonなどネット通販でも本が買えるから、電子書籍で読めるから、などの反論はあるだろうが、そういう人はそもそも読書家だったのではないか。そこにたまたま、タブレットやスマホで読めるようになったから飛びついただけのことだろう。棚を整理する必要もないし。

私が気がかりなのは、本に対する最初のアクセスの機会、とりわけ小さな子供に対しての危惧だ。小さい子はどうしても、絵本などの紙の本でなくては読みづらいだろうし、親も読み聞かせをさせづらかろう。そういう時に、近くに本屋がないとなると、実際に手に取って見せたりする機会はなくなる。こればかりは通販で本を買うことでも解消はしづらい。膨大な本の森の中から、「これ」と思った本を手に取る。買ってもらって帰って早速ページをめくる。字が読めないから「読んで」とせがむ。こういった経験を経て、子供は本に親しみ、字に親しみ、気が付けば本棚に絵本が並んでいるようになる。これらの体験を経たのち初めて、デジタル書籍などの利便性は活きると思っている。

本屋の存在が文化レベルに直結するというのは、電子書籍の否定ではない。まだ頑是ない子供たちの、最初に本と触れ合う機会の減少にこそ、文化レベルの低下の本質があると思っている。

そういえば立花駅前の本屋も4月に閉店してしまった。北にある商店街の書店はまだ営業しているが、なんとか頑張ってほしいと心から思うし、閉店した跡地には、ぜひまた書店が来てくれることを祈りたい。

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