昨日の一幕。
「問題が解けるとはどういうことかを考えてみよう。問題をやってみて、それが解けるときと解けないときは何が違うのか。そこをしっかり見つめてできる限りすべての問題が『解ける』感覚になってくるようにしないと、何問解いても、何冊問題集をやってもむだやで。」
問題が解ける瞬間というのは、感覚的な物事のため言葉にはしにくいが、一つだけはっきりしているのは、問題が解ける瞬間は、誰かの伴走によってつくられるものではない。それは自分でたどり着いたときに初めてはっきりとわかるものである。
そこから私は、この期末試験終了後、夏休みから2学期、その先に向け、この「解ける感覚」に自分でたどり着ける経験を今まで以上に重視したい。そのための第一歩として、われとわが身に禁じねばならないのは「教えすぎる」こと、「必要以上に生徒に寄り添う」こと。この2点をが起こらないよう、心にブレーキをかけながら指導に臨んでいく。