公立高校一般選抜 志願者数確定

中学生

公立高校入試の志願者数が決まった。第2志望は志願変更の受付があるのでまだ確定はしないが、複数志願制の第1志望は確定した。いちいちこの場で各高校の話をするつもりはないが、目立った特徴だけ考えてみたい。尼崎の高校に限定してお話しする。

まず一つは稲園高校の倍率。今年は1.8倍という高倍率だ。公立高校入試はおおむね1.1~1.3倍の間くらいに落ち着くことが多い(内申点などから進路指導が行われるため)。そこから考えても飛びぬけている。稲園は例年もほかに比べて倍率は高いというものの、今年はそれよりもさらにハイレベルな争いになりそうだ。

もう一つ気になるのは武庫之荘総合高校。前年の1.21倍から大きく下げて1.04倍。似たレベルに双星高校があるが、こちらは前年より下がったとはいえ1.29倍(前年は1.39倍)。武庫総は成績中位層にそこそこ人気があるはずなのだが(推薦は1.5倍弱)。

次に。県立尼崎高校と尼崎西高校。前年(というよりここ数年)はずっと第一志望者が定員未満だったのに、今年はどちらも1倍を上回った。さらに第2志望者も300人超え。定員減が原因だとは思うが、「どこでもいいから公立高校」と考える人たちには厳しい状況といえるかもしれない。

今後とも公立高校は、少子化に伴い定員減や統廃合が進むのは避けられまい。その際にまず定員減になるのは、偏差値を持ち出したくはないのだが、あえて使わせていただくと下位校あるいは不人気校になる。そうすると、学力が低い層にとっては公立高校進学がますます危うくなる。やはり、普段からの学力、成績の維持が肝要だと改めて感じた一日であった。

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