生徒全員に話していることだが、私は少々どころかかなり性格が悪い。口も悪い。
小さなミスであっても(というより小さなミスの時ほど)容赦なく馬鹿にするし、問題に正解しても「なんで?なんでそれが答えなん?」と説明を求めること多々。本音を言えば生徒から質問攻めにあうような状況が理想なのだが、小中学生がそんなに積極的にオッサンに質問するのは難しい。だからこちらからグイグイ詰め寄る。連日被害にあっている生徒諸君に心よりお詫び申し上げます(笑)。
そんな中、先日の話。
私は社会や理科のような科目ほど、「説明力」が大切だと思っている。だから資料や教科書、ワークのまとめページなどを調べながら問題に答えている生徒に質問を浴びせる。
「〇〇って何?△△って何?」いつもだと無言になり、顔をしかめた置物になってしまうその生徒、今日は答えたのだ。確かに説明は下手だ。参考書の語句を無理やりつなぎ合わせるように、言葉を慎重に選んでつなぎ合わせるように言葉を継ぐ。
つなぎ合わせた言葉はいろんなところがちぐはぐでつたないかもしれない。ただそのつなぎ目は脳みそが働いた軌跡だと思っている。今はきれいでなくても全然かまわない。その働こうとする頭、働かせようとする心が大切なのだ。
いつか実を結ぶ日を信じて、今日も私はイジワルおじさんであり続ける。