塾テキストのお話し

かなり以前の投稿になりますが、教材を話題にお話をしたことがあります。

新学年というこの時期、塾に通っておられたり、塾通いを検討されている方もいらっしゃることと思いますので、今回は塾テキストについて少し突っ込んだお話をしようと思います。

塾で配られるテキストや内容を知り、どういう風に使いこなしていくのかを考える助けになればと思います。

塾テキストの種類

塾テキストは基本的に①内容、②レベルによって大きく種類分けができます。

このうち②レベルの方は①内容に絡んでお話しする方がわかりやすいので、今回は内容によって分類し、次回以降詳しくお話ししていきます。

準拠テキスト

学校教科書に準拠したテキストです。代表的なものを挙げてみましょう。

中学生ですとkeyワーク、中学必修テキスト、新ワーク、iワーク、NEW BASICなど

小学生では、NEW小学生ワーク、ワーク(という名前の教材があります)などがあります。

主として教科書内容の理解と定着、中学生の場合は定期テスト対策を目的としたテキストになります。多くの学習塾が定期テスト対策を中心としていますので、塾テキストの中でも力の入ったいい教材がそろっていて、出版社の中でも主戦場となっています。一方、定期テストがない小学生向けは種類が少ないです。

標準版テキスト

教科書に準拠しておらず、学年で習得すべき内容を各出版社ごとに体系的に配列したテキストです。

中学生向けですと、新中学問題集、シリウス21、錬成テキスト、ウィンパス、中学実力練成テキスト、ウイニング、標準新演習、オンリーワンなど

小学生向けですと、新小学問題集、ピラミッド、ウィンパス、コア、標準新演習、オンリーワン、ほーぷなどがあります。

かつては塾テキストの主戦場となっていたのはこのタイプのテキストでした。特徴として、教科書によらないために体系だった事項の習得が可能(特に英語)、問題練習量が豊富、といった点が挙げられます。

受験用テキスト

名前の通り、中学受験や高校受験対策を中心としたテキストです。

中学3年間の内容を基礎から入試問題まで練習できるまとめテキストや入試問題演習テキスト、中学受験の基礎から入試過去問までを網羅したテキストなどがあります。

受験学年(中学生だと3年生、小学生だと学年に応じて変わります)になった際に使用することになるテキストですが、塾によっては使用しないところもあります。

補助テキスト

上記3つのテキストをメインとして使う場合の補助となるテキストです。

英語の単語集、国語の文法テキスト、計算問題集、漢字問題集、理科や社会の一問一答テキストなどがそうです。

受験用テキストの補助として、長文問題対策、リスニング対策、数学の小問集合対策など、特定の問題に特化したテキストもありますがこの分類になると思っていいでしょう。

単語テストや漢字テストなどの小テスト用として購入してもらう塾もあります。

その他

小学生向けの進級式テキスト(学年による区分を設けていないもの)、映像授業がセットになった問題集など、現代のニーズに合わせた様々なテキスト、理科や社会など、特定の科目にのみ特化した良質な問題演習量を持つテキストなど、さまざまなものがあります。

最後に

一口に塾テキストと言っても、種類も様々、レベルも様々です。どんな種類のテキストをどんなふうに進めるのがお子さんにふさわしいか、考えるのも思ったより楽しいものですよ。

次回は準拠版テキストについてお話しします。

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