大学進学のお話しー公立高校は大丈夫?

こんにちは。

現在、中学生の皆さんは私立高校の入試も終わり、公立高校一般選抜も残り1か月を切りました。

ラストスパートに向けて頑張っていらっしゃることと思います。

今回は尼崎で公立高校から大学入試を考えるうえで気になった点をお話しします。

公立高校のレベル感

これは以前にお話ししたことがありますので、重複は避けます。

ここでは簡単に、「尼崎は偏差値でいうと下位層が団子になっている」という点だけ押さえておけばいいかと思います。

共通テストの難化

現在、高校入試と同様、大学入試も真っ最中です。近畿圏は私立大学の一般選抜が大方終わり、合格発表も終了しています。

一方で国公立大学についても、前期日程入試がもう目の前に迫っています。

そんな中、今年の受験で一番話題になったのはズバリ「共通テストが難化した」ということでしょう。

当事者である受験生は言うまでもありませんが、受験を控えている高校2年生以下の皆さんも戦々恐々としていることでしょう。

私自身はと言いますと、新年度に公開される各高校の合格実績(大体5月くらいに公開されます)に例年以上に注目しなければならないと思っています。

私が注目したいポイントは、「中堅以下の偏差値帯(58程度以下)の高校(特に公立高校)における、国公立大学合格者」「偏差値下位層(50未満)の高校の大学合格者(国公立と私立を問わず)」の数字および数字の変化です。

中堅以下の高校における国公立大合格者

センター試験最後の年になった2020年度試験では、中堅以下の高校で国公立大学の合格者ががくっと減少しました。おそらく「来年共通テストに変わるから浪人が怖い」と思った層がランクを下げたり私立受験に転換した影響だと思います。

今回、共通テストでは多くの教科で軒並み平均点が下がりました。

国公立大学の出願は共通テストの受験が終わった後に行われるので、出来が悪かったと思った人が出願を回避したりしないか、学校や予備校、塾などの進路指導の結果が問われそうです。

偏差値下位層の高校における大学合格者

中堅高校の合格実績によっては、偏差値下位層の受験がもろに影響を受けるかもしれません。

嫌な予想なので当たってほしくはないのですが、「国公立大は推薦以外では望むべくもなし」「関関同立などの難関私大は、中堅校から流れてきた国公立を諦めた層に食われる→偏差値下位層の高校では指定校推薦以外での進学は絶望的」「残された下位ランクの私大しか行き場がなくなった」というシナリオが、今私の頭をよぎっています。

大学受験実績と高校のランク

大学受験は、入試制度改革やその他の制度変更、前年の入試結果などの影響で大きく結果を変えます。

その際に進路結果や受験校選択が大きく変化するのは、中堅層以下の高校です。最上位層の高校では変わらず強気に「東大、京大目指す」「医学部目指す」で考えていると思います。

これまた悪い予想なので当たってほしくないのですが、将来待っているのは「今以上に二極化する高校のレベル」ではないかと思います。「国公立など難関を目指せる一部の高校(ここでは国公立志望から切り替えた層が難関私立の受験層も食い取っていきます)」「中堅以下の大学にしか進学できそうにないその他大勢の高校」への二極化です。

そしてもう一つの悲しい予想は「尼崎ではほとんどの高校が後者になるのではないか」です。

私としては、微力を尽くしてこの傾向に抗いたいと思いますが、今、公立高校への進学を考えている皆さんも、自分の行く先をよく考えて高校を選ばないと、「思ってたのと違う」という後悔につながりかねません。

当たり前の話をしておきます。

進学したいのなら勉強してください。他に道はありません。

におか塾は、「ハイレベルな勉強がしたい」、「難関高校進学を目指したい」尼崎の少人数指導学習塾です。
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