こんにちは。
久々の投稿になります。
長く間をあけてしまったのには少し訳がありまして…
この夏休みの間、何件かお問い合わせをいただき、お話を伺う中で考えたことがあったからです。
どうやって勉強していけばいいの?
というシンプルな問題について考えざるを得なくなったためです。
背景
今は2学期がすでに始まっていますが、1学期の成績を見て驚いた保護者の皆さん、多かったことでしょう。
「成績が下がった(2年生以上)」、「想像よりも成績が悪かった(1年生)」という事実。
これは今年度より始まった、「成績評価基準の変更」に大きな原因があります。
私も初めてこの基準で付けられた成績表を見ることになり、改めて驚きを感じているところです。
新しい成績評価基準
新しい評価基準については、各学校の先生から教えてもらったかと思います。
ですので詳しい説明は長くなるので避けますが、特徴を挙げますと、
①評価項目が変わった(数が減った)
②①に関連して、評定「5」「4」(特に5)がとりにくくなった
という2点があります。
以前は、評価観点は4つ(国語のみ5つ)だったのですが、現行の基準では全教科3つになりました。
「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つです。
各項目について5段階評価(A〇、A、B、C〇、Cの順で、A〇=5点~C=1点の1点刻み)のうえ、合計点で計算して評定を出します。成績表にはABCの3種類しか表記されませんが、内部では「特に優れたもの」「一層努力を要するもの」という言い方でさらに細かい評価がされています。
簡単に言いますと、3項目すべてAで「特に優れたもの(内部的にはA〇が2つ以上ある)」なら5、すべてCで「一層の努力を要するもの(内部的にはC〇が1つ以下)」だと1がつくことになります。つまり、通知表はオールAでも「4」の生徒と「5」の生徒がいることになります。逆にオールCでも「1」の生徒と「2」の生徒がいるということです。
問題なのは、評価項目が3つに減ったことで、1つ1つの比重が上がった点にあります。各項目の割合が1/4(国語は1/5)から1/3に変わったということです。特に 「主体的に学習に取り組む態度」 はテストの点数で測れない項目です。この項目の比重が上がった結果、「テストの点数のわりに評定がよくない」という現象が起こるのです。
若干わかりにくいお話なので、簡単な事実を。
項目の中に1つでもBの評価が入ったら、絶対に「5」はとれません。
個別の生徒さんの状況は、制度改正の最初なので、担任の先生から懇談でお話しされたことと思いますが、その時に教えてもらった基準をもとに、しっかりと普段の学習や生活への取り組みを見直さなくてはいけないでしょう。
これからは、この成績評価が及ぼしそうな影響と、勉強への取り組み方に考察を加えていく方針です。
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