注意してくれる人はどんどん減る

日々の考えあれこれ

受験本番に突入する前に、新中1(現小6)生に向けて。公立中に進学する人への話。

今月には学校見学(説明会)もあり、卒業式の練習など、少しずつ小学校生活が終わることを肌で感じる時期になった。

中学生になるまでに、という意味で昨日小6生にした話に、少し膨らませた部分を足したものを。

今は、小学校で担任の先生が多くの科目を担当してくれ、クラスのみんなのいろんなことを知ってくれている。いろいろな注意もしてくれる。

しかし、そういう機会や、注意してくれる大人はどんどん減っていく。中学生になると、担任の先生は自分の担当科目とホームルームなどしか普段の接点がなくなり、小学校と比べて格段に担任先生と顔を合わせる時間が減る。教科の担当の先生はそれぞれいるが、その先生は何クラス分も担当を持ち、100人200人を教えているのだ。当然一人ひとりに対する細かな目配りなどできない。

このようにして、一人ひとりに対して目を向け、「〇〇したらあかんよ」などと声をかけ、目をかけてくれる機会はなくなっていく。それは、中学校の先生が面倒見が悪いのではなく、自分の責任で行動しなくてはいけない範囲を広げるためでもあるのだ。だから今、親や先生がいろいろうるさく言ってくれている間に改められる部分を改めていかないと、注意されることがないから改める機会はなくなっていく。

これが高校になると、その機会はさらに減る。12~15歳相手と、15~18歳相手では、立場が変わってくるからだ。18歳は成人でもあるのだから。もちろん、声をかけてくれる機会は減るに決まっている。先生だってある程度大人扱いしてくるのだ。高校は義務教育でもないのだし。

大学になったらもはや放置に近い。単位が取れなくても、卒業できなくても自己責任だ。私大なんかでは、そういった際に注意してくれるところもあるそうだが、私もそうだったが国立大学はまず放置。自分で確認し、自分で勉強し、自分で成績は管理しなくてはいけない。「卒業できない」などと教務課に言いに行ったところで「あんたが悪い」の一言で終わり。これが大人にとっての当たり前だ。

社会に出て、どこかで働くようになったら、もう終わり。誰も何も言ってくれない。もし言ってくれる場合があっても、それはあなたのためを思ってではなく、会社などに損が出たり、仕事が進まなくなるという、会社都合での注意である。そんな場面で「あの会社は僕のことをわかってくれない」とわめいても意味はない。今、そういう部分に目を配って注意していく、というのが会社内でも取り組みとしてあるらしいというのは聞いたことがあるが、そんなこと(敢えてこう言う)に気を配る分、皆さん大好きな生産性やタイパが悪い気がするのだが。

少し脱線気味になったが、成長するにつれ、注意したり叱ってくれる人の存在も、そういう機会もどんどん減る。だからこそ、今から注意できるところは注意していってほしい。どのみち大人になっても注意はされるだろうが、それまでに人から叱られたり注意されたりして、そこから自分の欠点を改善できる経験を積んでおいた方がいいからだ。

小6生との授業機会もあともう少し。中学に上がるその日まで伝え続けたい。

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