私立高校募集停止から、日々の生き方まで

日々の考えあれこれ

今夏甲子園大会にも大阪代表として出場した東大阪大柏原高校が、’27年度でもって生徒募集を停止するらしい。無償化で人気上昇が注目されていた私立高校でも、閉校の波はやってくるようだ。

この高校について個別に考えることはしないが、私立だから、施設がきれいだから、などでは公立高校と差別化できないということがこれから如実に表れてくるのだろう。高校野球の強豪校であってもそうなのだから。特にこの高校は男子校なので、どうしても人気は下降していかざるを得なかったのだろう。男子校出身である身には悲しい話だが。

私立大学も閉校の波は早くも来ている。京都ノートルダム女子大学などがそうだし、短期大学にいたっては、ものすごい勢いで募集停止が進んでいる。女子大の共学化もその流れの中にある。

一つは少子化もあるが、もう一つはやはり選択の多様性だろう。無償化の結果による選択の多様さについては以前日記にした。

このような中で、我が子はどのような高校や大学を選択したらいいのか、悩みは大きいだろう。選択肢が増えることというのは、有り難いようでその実ちっとも嬉しくなどないのだ。

考えが古いと言われるのは百も承知だが、ある程度のロードマップがあるほうが人間は頑張りやすい。例えば「東大に行く」、例えば「地域ナンバーワンの公立高校に行く」のように、その先の道筋がある程度決まっている方が、そこに合わせて努力できる余地が大きい。

もちろん、選択肢が増えることを有意義に使える場合はそうしたほうがいい。何でもかんでも昔から決まっている成功の道筋を、というのもまたナンセンスだと言える。近くの有名校に無償化で通えるなど、メリットを享受できる場合は、新しい仕組みに思い切って乗っかるのもいいと思う。

私立高校も競争にさらされる。今までもそうだし、これからはもっとそうだろう。公立高校とのガチンコ勝負、近隣私立高校とのガチンコ勝負にさらされる。そして、そんな渦中にあって高校を選択する子供たちはどうしたらいいのか。

私はかねてから、「どんな道を選んでも、将来それが正解になるような生き方」が大事だと言い続けている。そして、その正解に近づけるよう、日々の生活に全力で向き合うことが必要だと思っている。その結果として行ける高校、努力の結果として目の前に開ける選択肢の中から、ここに行きたいと思える高校を選べばいいと思っている。

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