中間試験が近付いている。
今週末から、塾でも土日に教室を開けて勉強のサポートに入る。
ただ、あくまで私にできるのはサポート。大切になるのは塾生一人ひとりの伸びようとする意志にある。
日常の学習を眺めながら、最近の塾生は「自分のしなくてはいけないこと」に少しずつ着実に目覚め始めているように感じる。夏休みあたりからそうであったが、自分が何をすべきかに意識が向くと、しぜん各自が自分の課題となりそうなものを取り出し練習する。「〇〇したほうがいいかなあ」と自発的に尋ねてくる者もいる。
私が徹するのは、そうした声に応えることと、勉強の偏りやレベルなどに対する声掛け(あるいはダメ出し)だ。応用問題にいかずに基礎ばかり繰り返すのもそうだ。一見いいことのように見えるかもしれないが、足場ばかり踏み固めても、高みに届くのは難しい。どのあたりで基礎から発展へ移行するのか、解けない問題や難問を怖がらないように挑むのか、昨日もそのような声掛けを続けた。
さあ、大事な2学期、試験という形での幕が開く。この夏に見せた成長が本物になるかどうか、戦いが始まるのだ。私も前に後ろに横に、しっかり付き合いながら、実りある勉強を鍛え上げたい。