8/30(土)および、8/31(日)に模試を行う。試験時間の違いから、中3生が土曜で1,2年生が日曜だ。これをもって、夏休みが終わる、という節目にしたい。
特に中3生は今、理科や社会の見直しを猛烈に進めている。今塾生には、理社の教材として、豊富な確認問題から、公立高校の入試基礎から、入試標準レベルまでをまとめたテキストを持ってもらっており、生徒によっては入試問題の2周目に臨んでいる。
私から行うのは声掛けのみ。
「1回目に間違えて見直した答えと、同じような考えをたどって正解にできてるか?(生徒がうなづく)じゃあ、それでOK。そのOKになった問題の数をとにかく増やせ、その増やせた問題の割合が、考えて解けるようになった問題が100%になったなら100点が取れる。その割合が点数になると思いなさい。」
別の塾生。
「君はとにかく武器を持ちなさい。得意なのが理科の生物なら、あるいは社会の地理なら、その武器の力を高めなさい。同時に、その武器にだけ頼っていると、武器になる科目で失敗して致命傷になるから、武器以外の分野も足を引っ張らないように気をつけなさいよ。」
その生徒は歴史をやっていた。
このように、ある程度勉強の下地がついたら大切なのは的確な声かけ、そして情報提供だと思っている。
例えば、「その問題なら、受験生の98%は解けるから、間違うと致命傷や。だから死ぬ気で正解しろ。ミスを絶対にするもんか、という気合で解きなさい。どんなに簡単でもや。」「目指すのは100点と違う、できる問題を絶対に落とさないように気合を込めることと、そのできる問題をひとつでも増やそうとすることや。」といったように、データあるいは経験からくる肌感触は、惜しみなくどんどん伝える。
そして、勉強を軌道に乗せる。軌道に乗れば、私がかける言葉の重みも変わってくる。変な言い方だが、「この人の言うとおりにすれば大丈夫かも」と思ってもらえるように持っていくことだ。そして、学力あるいは成績が上昇スパイラルに乗れるようにしていくこと。
これが2学期の大目標だ。3年生はその結果としての内申点アップ、他の学年はその先へ向けての上昇カーブのきっかけとなる。
その瞬間へ向かって、私も決して歩みは止めない。