愚直さと素直さ

中学生

しつこいほどの反復。勉強の中でも最も基本的であり、かつ最も実行するのは難しいことだと思う。

今、塾生にそれを毎日実践する子がいる。

以前から集中して1日中同じ科目を続ける子だったのでこう言ってみた。

「ずっと集中して続けるのもいいことだとは思うけど、それでも1週間たつと忘れてしまうでしょ。それなら、毎日に分散して少しずつ解いていってみたらどう?そうすれば同じ時間でいろんな科目ができるし、そのいろんな科目も毎日できるようになる。1日1日の量は薄くなってもいいから毎日続けたら、記憶が上書きされてできるようになると思うよ。」

とても素直な子なので、実践するようになっていった。とはいえまだ中学生、ややもすると集中しすぎになるから、目は光らせる。

するとどうだろう。1週間たって忘れてしまう状態から脱却の兆しを見せるようになった。これを継続していくのが、これからの課題だ。とはいえ、今はそれもやりおおせてくれるのではないかという期待に満ちている。

ここで考えたいことは2つ。

まずは言うまでもなく、上でお話しした「反復」の大切さだ。

ただ、ここでもう一つ考えたいことがある。

それは「素直さ」。私の言うことが正しいから言うことを聞け!とまで言うつもりはもちろんないが、言われたらまずはやってみようという姿勢だ。実際、私が上のようなことを伝えると、まっすぐな目で私の方を見て「うん」とうなずいて実行している。それが実を結ばないはずがない、と私は信じてこれからもこの子を見守ることになるだろう。

伸びるために大事な要素は、愚直さと素直さだと私は信じている。それを兼ね備える子が目の前にいるのだ。必ず伸ばしてあげたい。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

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