昨日は久々に書店に赴いた。母の日のプレゼントの本と、半年ぶりくらいになるが自分で読む本を買いに行こうというわけだ。残念ながら自分の読みたい本は見つからなかった。今度は梅田などにあるもっと大きな書店に行こうかなと思っている。
書店で思い出したことがあるが、今より少し前、4月頃は学習参考書コーナーに人が多くなる。新学年を迎えて問題集や参考書を探しに来る人たちだ。
もう何年前になるか忘れたが、4月ごろに書店に行った折、参考書コーナーで夫婦連れの人を見かけた。中学生用の参考書や問題集、教科書ワークなどを何度も何度も眺めており、ああでもない、こうでもないと話し合いをし、最後は何冊もの本(中身を除くような真似はしないが、たぶん5教科全ての本)をかごに詰めてレジに向かっていった。それだけなら何でもないのだが、気になったのは会話の中の一言。
「しっかりやってもらわんとなあ。塾の宿題もあるんやし。」
驚いた。塾にも通っているらしい。塾の宿題プラスあんなにできるんかな。学校の宿題だってあるだろうに、と思いながら見送った。
今更こんなことを言っても詮無いことだが、今から市販の参考書やドリルを買おうかな、と思っている皆さんへ。もしお子さんが塾に通っているのなら、塾の先生に相談してみよう。宿題などを含めるとオーバーワークになってしまうようなら、買うのは待った方がいいかもしれない。そしてもう一つ。書店にはお子さんも一緒に行くことを勧めたい。「こんなの無理」と抵抗される可能性はもちろんあるかもしれないが、必要以上に本を積みすぎた状態になると、消化不良になって「ま、できなくてもいいや、別に」といった感情を抱かれると取り返しがつかなくなる。