勉強の基礎体力作りというテーマで、今日は
ルーティン化
を取り上げてみる。
できる人というのは、勉強がルーティン化しているので、やる気にかかわりなく勉強するものとしてする、という趣旨のお話を以前にした。
ただ、ここで気を付けなくてはいけないのは、ルーティン化=計画ではないということ。
できない人にありがちだが、やる気があるときにフッと「計画を立ててみたくなる」ときがくる。
そんな時に限ってだが、なぜか時間を細切れにして勉強時間を差し込んだ計画を作ろうとする。
こういうのはうまくいかない。
ガチガチに組んだ計画はいとも簡単に狂う。
お腹が痛くなってトイレにこもってしまった、家族から用事を言いつけられたなど、些細なことで計画に狂いが生じる。
ルーティン化というのは計画を立てることではない。
計画を立てて実行できるのはかなりの上級者だ。
ルーティン化の第一歩は、「一日の中で一つ、絶対にその日のうちに実行できることを作る」ことから始めることにある。そしてそれを絶対に実行することから始めるのだ。
ここでの一番の眼目は「時間を決めない」こと。
決めるにしても、「学校から帰って晩御飯までの間に」や「晩御飯から寝るまでの間に」など幅を持たせ、数字(18時や20時のように)で縛らないこと。
これが「やらないと気持ち悪くなる」くらいに、「何も考えずに行える」くらいに実行できるようになれば、ルーティン化は完了だ。
問題はこれをどのように塾生たちにやらせるか。
悩みは尽きない。