基本文→抽象的な理解、私の経験

中学生

昨日は中2生に、接続詞のおさらいとして主要な用法を網羅した基本文をひたすら書かせた。

英訳する際の使い方や英文中での使われ方を知るには、基本文の理解が何より重要だからだ。

授業では、オリジナルテキストなどに記載の例文をひたすら使用し、音読もしていく。文法事項の説明や用語の解説も大事なのでもちろんするが、何より大切なのは、生きた英文の中で使い方を知っていくこと。

基本文で用法を学ぶ意味はいくつかあるが、他教科にも応用が利く利点を一つ。

具体的な事項から、抽象的な理解をする訓練ができる点だ。これは私個人の経験からも実感している。

幼少期、母親から英語教材を買い与えられたことがある。NHKテキストの「リサちゃんのABC」という、カセットテープ(懐かしい)が10本以上と絵本のようなテキストがセットになったものだ。

中身は異世界に飛ばされたリサが、元の世界に戻るために水晶の玉を集めていくというファンタジーもので、途中に様々な仲間との出会いや困難を経て、元の世界に帰る話なのだが、その中で日本語と英語で同じ意味の文を交互に繰り返しながら読み進めていくというものだった。

中身は今から考えると、文法、発音その他の英語の基本がこれでもかというほど詰まっていた。

例えば、

I want a fry of flying fish.(トビウオのフライが食べたい。)でrとlの発音の違い

I want one egg , sunny-side-up.とI want two eggs , sunny-side-up.(目玉焼き、卵は一つでいい、と目玉焼き、卵は二つだ)の二人のセリフで複数形の違い。

こんな感じで事項がさりげなく盛り込まれている。子供向けなので文法などの説明はない。

中学生になって塾などで英語を勉強し始めると、この時に覚えていた英文が抽象的な文法事項に置き換わって一気に整理され、おかげで英語は得意中の得意科目になった。大学受験に至るまで、私自身は英語に助けてもらった。

間違いなく、当時の私の英語力を支えてくれたのは、教材の中にあった英語の基本文だった。テープは擦り切れるほど聞いて、英文はほぼ暗記していた。be動詞や一般動詞なんて中学生になるまで聞いたこともなかったが、抽象的な理解に結びつくほど英文に執着した経験が生きていた。

そこまで集中するのは難しいとは思うが、基本文を通じて得られる抽象的な理解を、少しずつでも伝えていきたい。

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