昨日の夜は中2生の授業があった。
中2生は図形分野最後の関門、「面積が等しい三角形」の導入部分。一度ではピンときづらい状態なのが表情からよくわかる。次週お会いしたときには、もう一度最初から話し、問題も一緒に解き進める。さらにもう1回同じ話をどこかでするだろう。私は授業内で、同じ話を最低3回はしようと心がけている。最初はゆっくり丁寧に、2回目は指名して答えさせながら確認を、3回目はさらっと流すように。段階を踏みながら、同じ話を何回も聞くことで記憶を上書きすることと、1回目では発見できなかった新しい物事に気づけるきっかけにもしてあげたい。
スパイラル学習法などという言葉を、特に参考書問題集や、予備校などの界隈で目にする機会がある。その本や塾などがどういう意図で使っておられるか私は知らない。一方で私がやりたいのは「スパイラル授業」だ。同じ話を何度も繰り返し話していく。ロック音楽などで耳にするリフレイン(リフ)よろしく、何度も同じフレーズを繰り返し聞くうちに、その曲のイメージが確立されていくがごとく。ただし少しづつ変化は付けながら。
伝説のロックバンドと言われるひとつ、レッドツェッペリンは印象的なリフが持ち味の一つで、特に彼らの代表曲の一つである「Stairway To Heaven(天国への階段)」は、長い曲なのだが、その中で最初はアコースティックギターだけだったところにリコーダー、ギター、ベース、ドラムと楽器が加わっていき、最後には、寂しげな出だしがウソのような激しい曲調になって曲が終わる。
この曲のように、少しずつアクセントを変えながら高みに上っていくような授業が、私の今目指すところである。実際、入塾前まで英語がからきしだった子も、今では確認のために聞いてみると、英文法のルールをすらすらと言えるくらいにはなり始めている。効果を感じながら、これからもその形をどんどんブラッシュアップしたい。
すべては子供たちの理解のために。

