昨日、懇談を実施した親御さんと話す中でのこと。
もちろん懇談の中身はプライバシーに関わるので明かすことはしないが、その中で様々なことを教えられた。
どうしても一人で塾をやっていることの弱みになってしまうのだが、うまくいく子がいれば「俺は正しい」と考えてしまい、はまってこない子を「あの子はダメ」と、考えているつもりはなくても、そういった思い上がりのようなものにとらわれそうになることがある。
直接的にその親御さんにたしなめられたわけではないが、話しながら私は私の心をえぐるような思いでいた。
親御さんと懇談で話すことと言えば、成績の話、勉強の話、進学の話になる。それは当然なのだが、私は親御さんと話す機会を、情報交換や共有の場にしたいだけではない。自分の間違いや考え違いに気づき、私自身を改める場にもしなくてはならないと思っている。もしかしたら数か月の間にずれてしまっていたかもしれない、子供たちと私、親御さんの意識の差を是正する場にもしなくてはいけないと思っている。
そこでどうしても必要になるのは、親御さんの我が子に対する熱のようなものだと思っている。親御さんの言うことだけを100%聞き入れることは難しいし、もしかしたらそれがために衝突する可能性もなくはないのかもしれないが、それでも年に数度は、こういう機会をお互いが熱をもって子供たちの明日を考える場にしたい。
本当に親御さんにはいつも「ありがたい」と思っております。

