高校無償化への道筋が、政治の世界ではおおむね決定に向かっている様子だ。来年、2026年度の実施に向けて詰めの協議が続くらしい。
中学卒業生の95%以上が高校に進学する現在、高校も半ば義務教育に近い状況になっているので、このような制度ができることもある程度は仕方ないのかもしれない。
一方で、大阪ではこの春にずっと話題になっていたが、公立高校の人気が落ちてきている。先駆けて無償化を実施した大阪府、ある種の実験場の様相であると思って、推移を見守ってきた。
今後、この兵庫県でも無償化の影響は出てくるだろう。尼崎は大阪へのアクセスが良好なので、大阪の私立高校も再び視野に入ってくるだろう。下手に西宮などの近隣市に行くより通学は楽かもしれない。
そして、足元の尼崎では大きな出来事がある。女子校だった園田学園高校が来年度から共学化される。これは尼崎市内の男子諸君にとって朗報と言っていいだろう。尼崎市内には男子が自転車で通える範囲に私立高校がなかった。ギリギリ報徳学園があるか、といったところだが、市内南部から通うのは大変な距離だ。
ここにきて、自転車で通える私立高校が市内にできた、というのは男子には本当に朗報だろう。以前よりこの高校は、コース設定が3つに分かれていることもあって、女子にとっては様々な公立高校の併願校候補に入っていたところだ。ここに男子も参入してくる。来年の入試動向が楽しみだ。
昨日が市内学力調査ということもあって、高校についてつらつら考えていたことを書き留めてみた。
 
  
  
  
  
