授業の在り方について考えることがままある。私はどこまでも「学校が主」というスタンスは崩さないつもりでいる。学校よりも短い時間で、塾内で授業で勉強を完結させるのは難しい。よほど頭がいいか、勉強に適性があるか、そういった子でなければ成立させづらい。
必然として、塾は復習の場と化す。家で復習せよと言ってもなかなかおぼつかない子が大半なのだから、そこに重点を置くのが私と我が塾の立場だと心得ている。
とはいえ、なにも授業をしないというスタンスも間違っているような気がする。学校とはまた違う切り口で、勉強の、科目の、単元のポイントにアプローチする立場も必要だと思っている。
そこで、復習をメインとする授業の在り方を、現在模索中である。予習になると、どうしても詳しい説明が必要になる。学校よりも短い時間で、学校の内容がおぼつかなくて成績が伸び悩む子に対する授業をしていくのは難しい。
幸いと言っては何だが、今週は合唱コンクールと文化発表会で授業が進まない。この機に塾生たちの勉強を改めて見つめなおし、新たな授業の在り方を来週から実践すべく思案の1週間は続いている。