「家で勉強しろ」と言いたくない

勉強あれこれ

塾でも学校でも、学期ごとに懇談がある。学校の場合は学校生活や成績、進学などの話が中心だし、塾の場合はここから学校生活が省かれ、成績や勉強の話が中心になろう。

私がこの際に言いたくないセリフがある。「家で勉強しないといけませんよ。」だ。これは何も、家で勉強することを否定する意図で言っているわけではない。勉強の面倒を見る場所としての塾を標榜している以上、塾以外の場所での勉強に口を出すのは違うような気がするだけだ。

とはいえ、勉強に関する苦言のようなものを話さないわけではない。ただしそれは、塾内での勉強の様子を見て言うことだ。取り組み方であったり、話の聞き方であったり、私が実際に目で見て耳で聞いて「まずい」と思ったことを言うだけにとどめている。家庭での話をするのは、保護者の方が話題に出してこられた時だけにしている。

懇談の話から始めたのだが、考えているのは、あくまでも私が塾が目指すもの。勉強小屋、勉強道場を標榜し、勉強の面倒を見て勉強を鍛える。そして勉強を通して強くなることを目指す私が塾が作り上げたいのは、勉強をさせる場所だ。その影響で家庭でも勉強するようになったのなら万々歳だし、もともと家で勉強する習慣のあった子が、もっと実りある勉強ができたというのなら、最高だと思っている。

だから家で勉強しないというなら、塾に詰めて勉強させてくれればいい。中学生なら通塾日は決まっているが、それ以外の日に勉強しにくればいい。学校の宿題をしたければすればいいし、学校の小テストなどの勉強をしたければすればいいのだ。

このメッセージをもっと伝え、言葉は悪くなるが「勉強したい奴らが集まる場所」を作り上げたい。その中で、私自身はどのように振る舞うがいいかを常に模索し続けたい。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

お問い合わせはこちらまで

タイトルとURLをコピーしました