中間テストの結果がぽつぽつと返ってき始める。結果はそれぞれだが、自走がある程度できてきているのか、おおむね平均を割ったりするなどのひどい点数にはなっていない様子だ。全部返ってきていない今、こういうことを言うのはどうかと思うが、途中経過としての感想。
ただ、ここにも書いたとおりだが、緩みのようなものが影響しなかったかと言えばうそになる。もうひと伸び、もうあと一息のところに手が伸び切らなかった、消化不良のような部分も多々見受けられる。これらの緩みをいかにただすか、日々の取り組みに対する意識をもう一度考え直させる、そのような戦いに向かわねばならない。
何も中だるみをするな、と言っているのではない。なに私の中学時代だって怪しいものだ。ただ、たるんでいてもやることだけはやる、という当たり前の一線が、各人を踏みとどまらせる。どこまでも堕落の奈落には落ち込まない。
今回は、皆の当たり前の一線が機能してくれた結果の踏みとどまりと言っていいかもしれない。ただ一方で、この最低限の一線の先に向かうことのできる闘志のようなものが、皆の目にともり始めるその日を信じている。
その時こそ、今まで階段を上るように踏みしめてきた一歩がジャンプ台にかかる瞬間だと思う。しばらくの間、塾生には厳しい言葉が飛ぶことになる。でも、それを乗り越えて飛躍するときは必ず来る。
昨日はほとんどの塾生の目が、輝きを失っていなかったことを確認できた。この目が、この思いが本物か。冷徹にだが、熱い心で見つめ続けたい。