塾生に求める厳しさは自分にも求める厳しさ

日々の考えあれこれ

高2生の塾生にこんな話をした。

1週間で単語を100個覚える、漢字を100個やる、というような「期限に対する意識」を忘れてはいけない。それは自分で自分に対して課す期限だからだ。自分に課す期限がなぜ大事なのか。自分に対して課す期限は、破っても他人に迷惑が掛からないからだ。他人に迷惑が掛からないということは、自分のさじ加減一つでいくらでも甘くなれる。自分の中で「俺はこれをやりきる」と決め、自分のためだけにそれを実行していく。それを破ることは自分自身が許さない、という考え方ができないと、大学受験だけではなく、自分自身が強くなれないぞ。

よく塾生にはこのような教訓めいた話をすることが多いのだが、それは何もいっぱしの教育者気取りで言っているのではない。ブーメランという言葉があるが、自分の言葉は、まわりまわって自分自身に返ってくる。してみれば、彼に対してのメッセージである言葉は、とりもなおさず私自身に対して跳ね返している言葉だ。目の前の彼はただの塾生ではなく、私自身を写す鏡だ。彼に自分への厳しさを要求する以上、私も自分に厳しくなくてはならない。

この日記もそんな思いで始めた。何かメッセージを伝えたい、という思いもないわけではないのだが、塾生たちに「毎日努力せよ」と言い続ける以上、私自身も何か一つことを決めて、それを何があっても実行するのだ、という思いを新たにするために書き始めて、もうすぐ1年になる。ここまで、日曜と長期休業の時期以外は必ず書くと決めて実行してこれた。三日坊主という言葉があるが、三日を乗り越えると、ひと月くらいはいける。ひと月が続けば三か月になる。三か月は半年に、半年が1年になった。

継続は力というが、私自身もその力を蓄えながら毎日のつとめに当たりたい。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

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