過去問購入のために

中学参考書

入試過去問が書店にあらかた出そろった。

兵庫県の場合、出版されている過去問集は大きく分けて4冊ある。

どれを見ても、もちろん同じ入試問題を掲載しているという点で違いはないのだが、過去問を選ぶうえで大切なことを。

まず最初は掲載年数。過去問には3年分と5年分がある。量だけを考えるなら、5年分掲載されている方が練習量を確保する上ではいいのかもしれない。

次は体裁。問題ページと解説ページのように、一般的な問題集に近い体裁のものと、実戦形式に近いプリントのような形のものもある。これは取り組みやすさという意味で考えて選びたい。ただ、プリント形式になっている過去問集は掲載年数が3年分なので少ない。

さらに解説。あっさり解き方しか解説されていないのがほとんどだが、解説がぶ厚いものもあるので、解説を見ながらしっかり復習できるタイプであれば、解説が手厚い本のほうがいいかもしれない。あと、解説のレイアウトだが、これも人によっては読みづらい、見づらいものもあると思うので、書店で目を通してみるのを勧めたい。

最後に。たまにあるのだが、社会の資料や国語の現代文の問題などが、著作権の関係で掲載されないものがある。いずれにしても問題が解けなくなってしまうのは痛い。表紙などに「問題の非掲載なし」などと書かれていることが多いので、必ず目を通す必要があるだろう。

簡単に過去問選びの話をしたが、ついでに大事な話として、過去問の購入時期について。進学塾などで予習がどんどん進んでいるのであればいざ知らず、大半の科目においては未習だらけの今、あえて急いで買う必要はないだろう。まずは内申点を意識して日常学習を進めることが大切なのは言うまでもなく、まとめ問題集や1,2年生の時期にやった問題集などを使ってもいいので、復習をしっかりしたうえで過去問には挑むべきだと思う。

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