自分でどうにかする心

中学生

致知という雑誌がある。書店で売られておらず、定期購読者だけで経営を維持している稀有な雑誌だ。中身は各界の成功者や有名人の体験談などの話を紹介する雑誌らしい。「らしい」というのはとりもなおさず私自身が購読はしていないことによるのだけれども、ここが出版した「1日1話 読めば心が熱くなる仕事の教科書」という本があり、昨年の今頃購入した本だが、今も私の愛読書になっている。

過去に雑誌の中で取り上げられた話の中から、いろいろな話を抜き出したダイジェスト版のようなものだが、「仕事の」とは言いながら、そこには生きていくうえで示唆に富む言葉や経験談が山のように紹介されている(1日1話というくらいなので365個)。

著作物に関するものなので中身の細かい話はしないが、おおむね全体にわたって共通するのは「自分でどうにかしようとする心」だ。周りの環境や他人のせいにしない、自分の力で「誰よりも早く仕事を覚える」「一人前の職人になる」「芸人として売れるようになる」などの心の持ち方だ。

「教えてもらおう」、「自分から苦労を求めていこう」の心がなくては一人前にはなれない、とこの本の中で話していた人がいたが、勉強においてもまさにそうで、自分で何とかしにいく心がなくては、どんな名授業もどんな優しい先生も無意味だ。

自分から求めていく姿勢。それが見えてきた塾生は今回の試験結果でも、その片鱗のようなものが見られ始めている。それをしっかりとした結果にしていくための夏休みが近付いている。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

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