試験期間になり、教室内は生徒たちでいっぱいになっている。
提出課題を進める者、もう大方課題を終わらせてしまい、各自の課題を洗い出し、繰り返し勉強を進める者、さまざまだ。
試験勉強は大事なものだと個人的に思っている。過去に日記にしたことがあるが、定期試験というものは、範囲と期日が明示されている。そこまでに課題の遂行を間に合わせる経験ができる。これは社会人に置き換えれば、仕事における納期や仕事量に相当するものであるというほどの内容だ。
その中で個々人が目標を設定する。さすがに全員が100点満点というのは無理があるから、それぞれの自己ベストを目標に据えるのだ。そこにあるのは「限界に挑む強さ」だ。自分の限界に挑み、もしも超えることができれば、その分自分の器が大きくなる。70点が限界だった者が75点に到達すると、その人の限界は75点になる。それはRPGでいえば、レベルが上がって最大HPや攻撃力などのステータス値が増えるようなもの。
初の定期試験となる1年生は今回は意味合いが別になるが、こと2,3年生にとっては、自分の限界を超えてレベルをアップする大事な機会にさせてあげたい。