昨日、1年ぶりくらいに友人と再会し、いろいろな話をした。とある会社に勤めているのだが、話を聞くとまあひどい。
彼には20歳そこそこの部下というのか後輩というのかがいるらしいのだが、休憩時間が終わっても戻ってこない、トイレに行くといって30分くらい帰ってこない、機械の裏で居眠りしているなどなどの、いわゆる「サボり」だそうだ。そんなことが連日続くので、彼がたまりかねて注意したところ、彼の方が上司にハラスメント云々で怒られたそうだ。
彼の言い分しか聞いていない身であるから、注意の仕方やなんかがどのように行われたのかなどは知る由もない。だからあまり一方的なことは言いたくない。また、私が考えているのはハラスメント云々のことでもない。
くだんの後輩のような人間が社会に送り出されている事実だ。怒られる、注意されることがないばかりか注意することの方が悪いことになっているような風潮だ。これは後輩君個人の資質や性情だけで片づけられるようなことでもないように思う。
最近では、学校でも遅刻したところで怒られないことがあるそうだ。なんでも「注意すると学校に来なくなってしまうことがあるから」だそうだ。いつから始まった風潮だか知らないが、そんな風に育てられ、そんな風に周りの大人から接してこられては、長じて怒られることをハラスメントだと騒ぐ人間になるのも、さもありなんと思わされる。
しばらくの間、このことについて考える日記を続けたい。