学年末試験がすべて終了した。
ここから来る3月、塾も新たな指導体制に入る。
改めて各学年に対する思いを順に書いていきたい。
まずは小学校3,4年生。
勉強についていけるかどうかの大きな境目を迎える学年だ。特に算数がそうだが、単純に計算をするだけ、単に辺や頂点を数えるだけの段階を過ぎていく。
まずは問題を読んで考える力を身につけさせたい。難問に取り組むのもいいが、それはある程度才能に恵まれた子、あるいは理解力がそれなりにある子、進んで努力できる子だけでいい。
失礼な言い方は承知だが、大半の小学校低学年は進んで考えたり取り組んだりは難しい。もしできるというのなら、それは非常に恵まれた力であり、あるいはよい育ち方をしたともいえる。
まずは努力あるいはできるまでやることを、その子の「当たり前」にすることが最初だ。それは塾だけでできることではない、学校だけでできるものでもない。家庭が、学校が、塾などの習い事が、それぞれに力を尽くしながらでなくばできない。
子どもたちの成長に、あくまで勉強という側面でしか関われないが、力を尽くしたい。