来年度に向けた制度変更の検討も大詰めを迎えている。
テキストの選定プラス指導体制の見直しだ。
今回は大胆な変更と細かい変更を考えている。
具体化が完了すれば日記にし、あるいは案内のページを改定するが、今考えている内容の一部を、自分の頭の整理もかねて文章にしてみたい。
まずはグループ指導の計画的な盛り込み。来年度は今よりもグループ指導の時間を積極的に取り入れる。回数を増やすというのもあるが、何度か日記にしている「重層的な勉強」の入り口という明確な役割をグループ授業に持たせたい。ただ、一回の授業時間はコンパクトにしたい。重層的な勉強には、手を動かし、自分の頭で体で身につける瞬間が必要不可欠だからだ。その時間が影響を受けるほど、グループ授業のウエイトを高めるわけにはいかない。そのバランスを今も練り続けている。
もう一つ。これは大きな変更として、「講習会」名目の授業を外そうと考えている。ぶっちゃけてしまうが、講習会というのは塾にとってボーナスのようなもので、ある種の集金イベント化している側面が強い。私も開塾以来この慣習に倣ってきたが、今年度を見つめているうち、いよいよ講習会の意義というものに対して黄色信号が灯り始め、ついに赤になった。今はしていないが、個別指導塾で教室長をしていたころは季節前の面談イコール「講習会の商談」でしかなかった。夏期講習や冬期講習に意味がないとまでは思わないが、今私の思い描いている指導体制の中にあっては、講習会と称して朝や昼に追加料金まで取って授業を拡張する意義が見いだせなくなってしまった。さすがに受験学年の生徒に対する講習授業や追加授業には意味があるかもしれないと思っているので、そこまで無くすという判断は難しいが、講習会という授業の在り方にはメスを入れていこうと思っている。
他にも細かいことはあるが、言い始めるときりがないので今日はここまで。