3学期がいよいよスタートする。心構えの話は昨日の日記でもしたのだが、この時期をどう過ごすかは本当に次の学年につながる。よい3学期にしたい。だが、今日話すのはその話ではない。
今日は来年度に向けての構想の話。構想といっても塾の運営を大きく変えるような話ではないが、指導をするうえで、まだ終わったわけではないが今年度の反省やよかった点、全てを踏まえて指導の流れやカリキュラム等の組付けを変えていく。
テーマは「バランス」だ。いろいろな指導の中身に、さまざまなバランスを取り入れていく。
ひとつは予復習のバランス。「復習を分厚くする」基本の考え方は変えるつもりはないが、予習をしないという選択肢は外す。端的に言えば予習する時期と復習する時期をきっちり区分けする。その時期をいつにしていくかが目下の課題だ。
次は指導形態のバランス。今は時期を見てグループで指導したり個別で指導したり、演習で手ばかり動かさせたり、と状況に合わせて変幻自在で対応してきたが、ここをバランスをとって区分けする。というのも、指導形態を都度で変えていくのは、状況適応の点でメリットはあるものの、ある程度時期を過ぎた段階で見ると、ペース配分がうまくいく子といかない子の差が大きくなりすぎるきらいがある。物事には必ずタイムリミットが存在する以上、状況適応にウェイトを置きすぎないよう、「間に合わさせる」ためのバランス取りが必要と判断した。
最後に科目間のバランス。これは各科目満遍なくという意味でのバランスではなく、重点の置き方のバランスをとりたい、という意味だ。今は英語に重点を、この時期は社会に重点を、と塾生たちの学習タイミングに合わせた科目バランスをとり、塾側でしっかりコントロールさせたい。そのうち教材選定1人会議でも書くかもしれないが、このバランス取りにかなうテキストを今月でしっかり選定し終える。
他にも取り入れたいバランスはあるが、こまごま挙げるときりがないのでここでやめる。ただ、これからはもっとバランスに対する意識を向けて指導に当たりたい。
もちろん、大目標である「勉強を通じて強くなる」ことは何よりも大きなテーマとして持って。