2024年11月23日 祝日の意味から広がる知識の宇宙

中学生

祝日の前日によくこんな話をする。

私「明日は学校休みやな、いいなあ。」

塾生「(笑顔)」

私「ところで明日は何で休みなん?」

塾生「え、何の日・・・?(沈黙)」

私「なんで休みか考えたことないん?明日は〇〇の日やで。」

もしくはこんな話。

私「明日はなんで休みなん?」

塾生「文化の日かな。」

私「じゃあなんで11月3日が文化の日なん?理由知ってる?」

ここで「日本国憲法公布の日」と答えられるのは、公民で憲法を勉強した中3生くらいだ。ほぼすべての子は「ポカーン」だ。

以前日記で書いたような気がするが、全ての物事には意味がある。祝日(旗日)にもそれぞれ理由がある。その理由(意味)がさらなる知識を呼び、さながら知識は大樹の幹からのびる枝葉のように広がりを見せる。

たまさか祝日にかこつけて話を展開してみたが、たかだか文化の日の意味一つからでも、「憲法の公布日が11月3日なら5月3日の憲法記念日はどういう日なの?(憲法の施行日)」、「憲法の公布と施行って何が違うの?」と考えを広げられる子は、知識の枝を増やし、広げることができる。できない子は「11月3日は学校が休みになる。以上!」だ。

すべて知識の差、知性の差というのは、これら小さな出来事から芽吹く知識の広がり、その集積の差と言い換えてもいいと思う。いい意味で雪だるま式に膨らむ知識の量は、気づけば何につけても無関心な人と比べて膨大な差となって、何年、何十年先で途方もない差となって表れる。

できるだけ私も、いささかロマンチックな言い方になるが、「些細な出来事から広がる知識の宇宙」を伝えたい。

ちなみに今日は勤労感謝の日。1年の収穫に感謝をささげる、大嘗祭(新嘗祭)が行われる日だ。

土曜日だ。学校の休みと関係なくて残念でした(イジワル)。

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