2学期のこの時期は、来年のことを考える時期にしている。
受験の大詰めはまだ先だし、今の時期は定期テストもないからだ。
来月以降は期末テスト、冬休み、年が明ければ受験本番への大詰めとなって、ゆっくり考える時間はなかなか取れない。
今、考えているのは、来年のテキスト選定だ。
というのも、来年度は教科書の改訂年度(中学校)にあたるせいである。
前回の改訂時のように指導要領の変更を伴わないため、中身自体は小変更にとどまる。
それでも、教科書準拠テキストは一斉に改訂されるし、標準版の通年テキストもこのタイミングで改訂を予定しているものが多いようだ。
中間テストの終了後、テスト結果の反省(私の)を踏まえ、塾生たちには「復習の充実」を掲げて指導に当たっている。
今年度については、既存のテキストを貸し出したり追加で渡したりしながら対応していくが、来年は冊数を絞ろうと思っている。
ただ、どんな教材についても言えるのだが、完璧なものなんて存在しない。それは個々の生徒のレベルの違いを念頭に置かないといけないからに他ならない。
コアとなるテキストを選定し、必要に応じて追加配布、という流れが自然か。
いや、問題演習量で復習の充実を図るため、問題集を増やすべきか。
悩みは尽きない。
ただ、この悩みをやめた瞬間、塾の命脈は尽きる。
完璧な答えなんて見つからないからこそ、日夜考え続ける講師であり続けたい。