小学校と中学校の違い③

こんにちは。

2回にわたって、小学生と中学生の勉強における違いについてお話してきました。

算数、英語と続いてなのですが、今回は勉強全般についてまとめてお話しします。

パターン(型)からセオリー(論理)へ

大きなお話から始めると、小学生の勉強は、問題をドリルなどの宿題の積み重ねでパターンとして身に着けることが基本になります。

また、その勉強方法で身に着けられる内容が、各教科の内容になっています。

中学校になると、そのパターン化されたものを一般化(抽象化)して理解することが求められるようになります。

そして、定期テストをやってみると、

高得点層・・・一般化した理解ができている(すべての問題が解ける)

平均点層・・・一般化が苦手(計算や角度を求める問題など、パターン化された問題は解ける)

低得点層・・・パターンの練習もできていない

といった形で得点が分布します。

小学生のうちに

一般化の習慣を身につけましょう。

といっても、発達段階の小学生では、一般化した理解そのものは難しいでしょう。できるのはよほど天才的な能力を持ったお子さんだけです。

大事なのは、一般化の習慣を少しづつでも身に着けることです。

英語によくある間違え方の一つに、I am play baseball.という間違え方があります。

これは、パターン化した思考で「am」=「~です」という理解というよりも一つ覚えしかしていないために起こります。

英語では、一部の例外を除いて「主語+動詞」の語順であること、「動詞を二つ重ねて使うことはない」ということ、「amはbe動詞、playは一般動詞」、だから「amとplayは両方とも動詞だから同時に使わない」という理解までをしていないから、このような間違え方を平気でするようになります。

この理屈を小学生の英語の授業では教えてくれません。だから単純に表現だけ覚えてしまい、一般化して説明してくれる中学校の教科書を見てもわけがわからなくなるのです。

中学生になった時に、「あ、もしかしてこれは小学生の時に考えたことがあるかも・・・」と思えればしめたものです。そこに期待して、頭を使わせる訓練をするといいでしょう。

復習の習慣

中学生の勉強に際して、大事なのは「復習の習慣」です。

復習は予習とセットになっているので、「じゃあ予習も・・・」と思いがちですが、中学生は自由な時間が多くありません。部活動などをするつもりならなおさらです。

「まずは復習を優先、予習は復習がちゃんとできていて、なおかつ勉強時間が取れるなら」という意識でいいと思います。

小学校の場合は宿題が復習の役割を果たしてくれているのですが、中学校は(先生によりますが)宿題をあまり出さないことが多いです。その分、自分で問題を解く、ノートをまとめなおすなどの復習を行っておかないと、テスト前にやることが多くなりすぎて点数が崩壊します。

小学生のうちから宿題以外の方法での復習を習慣づけるのは有効です。

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