こんにちは。におか塾塾長の新阜(におか)です。
ゴールデンウィーク真っ最中ですね。
緊急事態宣言が発令中ということもあって、昨年同様、外出を楽しむというのはなかなか難しい状況であります。
今日はゴールデンウィーク明けのことを考え、お子さんの勉強時間や内容について少しお話しできれば、と思います。
あくまで塾長個人の意見ですので、参考までに。
しばらくは、小学生についてお話ししようと思います。
小学生については、中学受験をするかしないかで大きく違いますが、当塾は公立中学校進学予定の小学生を対象としていますので、中学受験のお話はここでは控えます。
まずは勉強時間です。
1日の勉強時間
ざっくりですが、1日最低1時間は勉強してほしいですね(あくまで最低ですよ)。
目安としては、毎日「学校の宿題プラス30分以上」勉強すること(これもあくまで最低ですよ)。
この理由については、次の内容に絡めてお話しします。
じゃあ何を勉強させればいいの?ということで。
宿題をベースにして考える
大切なのは「学校の宿題をベースにして何をさせるか考えること」だと考えています。
勉強時間のところで「学校の宿題プラス30分以上」という言い方をしました。
学校の宿題がまずあって、そこから必要な課題をプラスの時間で勉強するのです。
学校の宿題は、学校の授業がどのくらい理解できているかを測るのに最適な道具です。
すらすら解けるのなら、学校の授業はしっかり理解できていると考えていいでしょうし、すらすら解けないということであれば、理解が不十分だと判断していいでしょう。
そのうえで、プラス30分以上の時間をかけて何をさせるかです。
理解に応じた学習課題(復習)
まず理解できていなさそうな場合。
当然ですが必要なのは復習です。
塾ですと、ワークやプリントで復習問題や補充問題を与えられます。ご家庭で勉強させるなら、市販の問題集や参考書、ドリル教材を使用されることもあるでしょう。
ただ、この勉強法には一点心配なことがあります(上記の方法がだめだからやめた方がいい、と言ってるわけではありませんよ)。
それはオーバーワーク(やらせすぎ)です。
問題集や参考書をたくさん買えばいいわけではない
学校の授業が理解できない、ということは、言い換えると、「教科書の問題が自力で解けない」ことでもあります。
一般的な教科書準拠問題集やドリル、ワーク教材は教科書の理解を補う目的で作られていますから、それを使えば教科書の問題もできるようになるじゃないか、と思われるかもしれません。
ただ、それら教材は問題数が豊富です。適切にやらせる問題を選ばないとこなしきれなくなるおそれが高いのです。学校の教科書、宿題(学校のドリル類)、塾や市販の教材、、、、。学校の授業理解が大変なお子さんにこれを全部やらせるのは、非常に危険だと考えます。下手をすると勉強嫌いを助長するのではないかとすら考えます。
じゃあ何をさせればいいの?となりますよね。
私は、「教科書の問題」、「学校の宿題」をもう一度解けるようにやり直すことを優先すべきだと思います。ほかの教材を使うよりもまずはこちらが優先です。
「当たり前のことを言うな!」と言われそうですが、勉強に困っているご家庭で、実際これを実践できているご家庭やお子様ってどのくらいいらっしゃるでしょうか。
3月頃、本屋さんに行ったときのことです。進学、進級前の時期ということもあってでしょう、平日のお昼前だったのですが、お母さん方が参考書コーナーにいっぱいいらっしゃいました。ある人はスマホを片手に、またある人は誰かと電話でお話ししながら、あるいは一緒に来ていたお子さんとお話しながら、ああでもないこうでもないと参考書や問題集を品定めして、みなさん何冊も手に取ってレジへと向かうのです。
きっと、多くのご家庭はこれらの参考書や問題集を使いこなして勉強するのだろうと思います。
ただ、こうも思ったのです。
「この子、これに加えて塾まで行ったとしたらどれもこなしきれなくなりやしないだろうか。」
つい声をかけて聞いてみたくなってしまいました(もちろん本当に声なんかかけたら不審人物そのものですからしませんけどね(笑))。
次回は復習の仕方、ご家庭でできることを中心にお話ししたいと思います。
におか塾は、「ハイレベルな勉強がしたい」、「難関高校進学を目指したい」尼崎の少人数指導学習塾です。
ぜひお電話(06-6415-7898)、メール(niokajuku2021@gmail.com)、お問い合わせページまで!