採用教材の基準

教材についてのお話。

以前に当塾での教科指導の話を書いた際に、教材について少し触れた(英語・数学編国語・理科・社会編)。ここで、もう少し具体的な教材のお話をしてみたい。

リンク先の記事などにもある通り、今年のテーマは「量」としている。教材選定の際には、量がどの程度担保されているかに重点を置いている。

今日は、それに加えて教材を選ぶ際に私が重視していることをお話ししたい。

具体的な採用教材のお話は次回以降、教科ごとまたは教材ごとにするとして、今日は全体的なこと。

オリジナル教材は作らない

大手進学塾などでは自塾で作成したオリジナル教材を使っていることが多いが、当塾では採用しない。簡単に言ってしまうと、教材会社の塾用教材には勝てないと思っているから。オリジナルで解説したいことや追加があれば、テキストの中につけ足せばいい、というのが私の考えだ。

オリジナルで教材を作れれば教えやすいだろう、というのは塾講師であれば多くの人が思うもの。でも、私はあえて逆。個々の教科のプロフェッショナルのお力は率先して借りてしまう。

解説がしやすい

私の指導方式は「ミニ講義→問題演習」のサイクルを細かく細かく回す形だ。だから解説はコンパクトに行いたいので、例題や新出事項の解説がしやすいものを選んでいる。

もう一つ重視しているのが、「生徒が書ける」こと。情報の書き込みをしやすいものをできるだけ選んでいる。本当はノート作りができたほうがいいのはわかっている。ただ、それをしてしまうと見直し材料がとっ散らかってしまう。だから基礎教材一つで完結できることを重視している。

問題が多い

もう一つ重視しているのが問題量が多いこと。

同じ問題を繰り返すことももちろんさせる。ただ、答えを丸覚えしてしまう危険を避けたいので、類題演習は角度を変えて豊富にさせたい。だから多くの採用教材は問題量が多い。簡単な問題をしつこく繰り返させることが可能な教材を選んでいる。

準拠教材を減らす

教科書準拠の教材を大きく減らした。尼崎に限った話なのかは分からないが、教科書本文そのものを扱った問題がずいぶん少なくなっているように感じるからだ(特に英語)。ならば試験対策は学校ワーク中心に振ってしまい、標準的な実力をつけさせたい。結局それができるほうが、定期テストにも強くなれると思っている。

次回以降、各教科、各教材のお話をしていこうと思う。

ほかの話題もはさむ可能性があるので、毎日順番に進めていくわけにはいかないが、ひとつずつ進めていけたらと思っている。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

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